ユービーセキュアが提供開始したAIによるWebサイトリスク分析サービスの全貌
株式会社ユービーセキュアは、自社の特許技術を基にした新サービス「WebサイトリスクAI分析サービス」を発表しました。このサービスは、AI技術を駆使してWebサイトを多角的に分析し、リスクを評価するもので、企業がデジタル化を進める現代において非常に重要な役割を果たすことが期待されています。
新サービスの背景
デジタル化が進む中、多くの企業はWebサイトを運営し続けていますが、その管理は困難を極めています。特に、運用中のWebサイトの数が増えることで、脆弱なサイトや放置されたサイトの存在が増加し、それに伴うリスクも高まっています。これらのリスクを把握し、対応するには膨大な時間とリソースが必要です。そこで、AI技術を利用した「WebサイトリスクAI分析サービス」が生まれました。
AI技術の活用
このサービスでは、AIが自動的にWebサイトを解析し、それぞれのサイトの構成や利用技術、データの取り扱い状況を評価します。個人情報や決済情報の有無、さらに攻撃対象となりやすい要素を分析し、企業にとってのリスク要因を明確にします。この自動化により、企業は人手をかけずに自社サイト全般のリスクを把握し、対策を講じるための優先順位を効果的に設定できるようになります。
具体的な特徴
「WebサイトリスクAI分析サービス」には以下のような主な特徴があります:
1.
攻撃者視点でのリスク評価: AIがWebサイトの情報を収集し、攻撃対象になりやすい要素を特定します。これにより、全体を俯瞰したリスク管理が可能になります。
2.
根拠に基づくレポート作成: 分析結果は自動的にレポートとして生成され、経営報告や監査の際に役立ちます。
3.
ASMとの連携: NRIセキュアの『ASMimosa』との連携により、Web資産の管理を一元化しています。
活用シーンと導入のメリット
このサービスを導入することで、企業は次のようなメリットを享受できます:
- - リスクベースアプローチの実現: 限られたリソースでリスクの高い部分に的を絞った対策が可能です。
- - 監査対応の効率化: 脆弱なサイトの整理をスムーズに行えます。
- - 運用の標準化: 属人的な管理からの脱却が可能で、業務の効率性が向上します。
これにより、企業は自社のWebサイトにおけるリスクを明確にし、どの部分を重点的に守るべきかを判断できるようになります。
価格と提供形態
「WebサイトリスクAI分析サービス」は、VexCloud EnterpriseプランまたはNRIセキュアの『ASMimosa』との連携利用時に提供されます。導入や価格についての詳細は、お問い合わせが必要です。
今後の展望
ユービーセキュアは、さらに「Vex」「VexCloud」を基にした新機能やサービスを展開し、企業がリスクを自発的に管理できる環境の構築を目指しているとしています。「セキュリティを、みんなのものに。」との理念のもと、AIや自動化技術を活用し続けることで、企業のセキュリティ向上を支援していく方針です。
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