進化するEC業務の自動化
株式会社ラクダは、EC特化型AIエージェント「ラクリプ」を運営し、最近新たに「ラクロゴ」を発表しました。このアプリは、楽天市場の商品サムネイルに必要なロゴやバッジ、ウォーターマークを自動合成し、更新と復元を一括で完結する仕組みを提供します。このリリースにより、EC店舗の運用効率が大幅に向上し、業務負担の軽減が期待されます。
「ラクロゴ」の主要機能
- - サムネイルへの自動合成: 指定商品に対して、ポイントバッジ、割引表示などを自動的に合成する機能を実現しました。これはセール時に特に効果的で、ブランドの統一感を持たせることも可能です。
- - R-Cabinetへの自動アップロード: 更新された画像は自動でR-Cabinetにアップロードされ、業務の効率をさらに高めます。
- - CSVの自動生成: セールが終了した後に元の画像へ戻すための復元用CSVを自動生成することで、手動での戻し忘れというリスクを軽減します。流れ作業が多く、属人化しやすい業務を効率化することが狙いです。
- - ウォーターマーク機能: 画像の盗用防止を目的としたウォーターマークの運用も可能です。これにより、オリジナル商品の保護が強化されます。
新たに公開された「ロゴスタ」
「ラクロゴ」だけでなく、合わせて公開された「ロゴスタ」という機能により、企業は独自に素材を内製化できます。これにより、デザインの知識がなくても直感的にポイントマークやバッジ、割引表示などを独自に作成し、即座にサムネイルに利用できるようになります。
利用プランと料金
「ラクロゴ」と「ロゴスタ」は、「ラクリプ」の料金プラン内で利用可能で、追加費用は発生しません。月額料金は規模に応じた異なるプランがあり、最低月額5,000円から開始できるため、コスト面でも柔軟に対応できます。
今後の展望
ラクダは今後も、EC運営をトータルに支援するため、AIによるレビュー分析や自動返信機能の強化を予定しています。これらのエージェント機能は、効率化と運営のリスク低減を目指し、日々の業務負担を軽減することに寄与するでしょう。
担当者のコメント
代表取締役CEO 瀬尾健太氏は、「ラクロゴはサムネイル更新作業を効率化し、EC事業者が本来注力すべき顧客対応や商品企画に時間を使える環境を提供します」と今後の展望を語ります。また、CFO兼CMOの西尾勝太氏も「我々は効率化だけでなく、ミスを発生させない設計を重要視しています。ラクロゴはその実現に向けた具体的なソリューションです」と述べています。
まとめ
新たに提供された「ラクロゴ」により、ECサイトのサムネイル更新業務の効率化が期待されます。自動化された運用を実現することで、時間や手間を大幅に軽減し、EC店舗の活性化を助けることでしょう。本サービスは、EC業界における新たな潮流を生み出す可能性を秘めています。今後は他の機能拡充も期待される中、継続的な改善と開発に留意しながら、EC事業者のパートナーとして成長を支えていく考えです。