須磨のユニバーサルビーチプロジェクトが創る共生の未来に迫る
兵庫県須磨区で展開されるNPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト(以下、須磨UBP)は、障がいのある方々が自らの強みを活かして社会に参加する機会を提供しています。特に2023年2月には、就労継続支援B型事業所「Base」が新たに開所され、障がい者の就労支援活動にも力を入れています。この方針を基に、利用者が自らの経験や思いをブログで発信する活動が開始されました。
障がいを強みに変える
須磨UBPのスローガンは、「みんなのできないをできた!に変える」。このメッセージを体現する形で、利用者たちは自分の体験を通じて、障がいを持っていても工夫次第で様々な社会参加が可能であることを発信しています。
利用者の紹介と彼らの葛藤
- - 岡上さんは、交通事故によって右半身に麻痺が残り、車椅子生活を余儀なくされています。彼は企業分析や自身の人生経験をもとにブログを執筆中で、逆境を乗り越え、就職に向けた道を模索しています。
- - かいとさんは、生まれつき全盲と車椅子生活である障がいを抱えています。彼は自分の経験から、障がい者が直面する困難や挑戦したいことについて綴ることで、他の障がい者にもポジティブなメッセージを送っています。
- - 木戸俊介(須磨UBP代表)は、かつての自身の事故を経験して車椅子生活となった経緯を持ち、障がい者支援の重要性を認識しています。経営者としての視点から、自身の経験や考えをブログを通じて語っています。
ブログを通じた情報発信
利用者たちは、自分の個性と経験を活かしてブログを発信しています。以下は、その一部の紹介です。
安心してチャレンジできる環境
Baseは、就労に向けたスキルの土台作りを重視し、現実的な支援を行います。体力作業からPCスキルを活かした仕事まで、多様な作業を通じて「基地」としての役割も果たしています。また、誰もが気軽に訪れられる居場所として、卒業した利用者もいつでも戻ってこられるような温かな雰囲気が大切にされています。
結び
須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、障がい者とその家族が自信を持ちチャレンジできる場を提供し続けます。今後も彼らの活動を通じて、多くの人々が共生の未来を描ける社会の実現に向けての歩みが進むことを期待しています。ブログでの情報発信もその一環として、より多くの人々に障がいに対する理解を促していくことでしょう。