世界銀行副総裁・テンボン氏が郁文館グローバル高等学校を訪問!
郁文館グローバル高等学校(東京都文京区)では、SDGsに対する興味を深めるため、特別イベントとして世界銀行グループ副総裁兼官房長のマーシー・テンボン氏を招待しました。また、ここでは全編英語の特別講義とパネルディスカッションが行われ、生徒たちは国際的な視野を広げる貴重な体験をしました。
特別講義「世界銀行の使命と組織構造」
イベントは、テンボン氏の特別講義で始まりました。講義の中で、世界銀行グループの目的について話があり「貧困をなくし、持続可能な豊かな地球を目指す」というミッションを強調されました。このメッセージは、生徒たちに持続可能な開発の意義を再認識させるものでした。さらに、世界銀行の5つの機関(IBRD、IDA、IFC、MIGA、ICSID)の役割や、それぞれが連携して人々や地球、インフラといった様々な側面からの開発を進めていることが解説され、生徒たちは世界の課題を解決するための多面的なアプローチについて考える機会を得ました。
テンボン氏は、生徒たちに「国際機関でのキャリアを目指し、大きな目標を持って挑戦してほしい」とエールを送りました。それは多くの生徒にとって、未来への希望の光となる言葉でした。
パネルディスカッション「卒業生・在校生との対話」
次に行われたパネルディスカッションには、郁文館グローバル高等学校の卒業生や在校生が参加しました。卒業生の一人は、国連議員を目指して早稲田大学に進学し、その後トロント大学に移る予定です。在校生も、自身の研究プロジェクトや課外活動について英語で発表し、実践的なフィードバックを受ける貴重な機会がありました。
高校1年生の生徒は、パフォーミングアーツに興味を持っており、テンボン氏のリーダーシップや日常の時間管理についての知見を直接聞くことができました。このような対話は、生徒たちに新たな視点を提供し、多くの学びを得ることに繋がりました。
質疑応答セッション「世界と日本の未来を問う」
パネルディスカッションの後、質疑応答セッションが設けられました。生徒たちからは、世界銀行の採用条件や、日本の経済成長と人材受け入れの関連についての質問が寄せられました。テンボン氏は多角的な視点から回答し、国際政治の動向が開発金融に与える影響についても説明。生徒たちは、実践的な知識を得る機会を持つことができました。
Key Takeaways「生徒たちへのメッセージ」
テンボン氏は最後に、生徒たちに向けて「失敗から前進する力」や「協働の意義」、そして「データに基づく意思決定」の重要性についてのメッセージを伝えました。彼女は「好奇心を持ち続け、主体的に行動することが、世界を変える第一歩になる」と励ましの言葉を述べました。
今後の展望
郁文館グローバル高等学校では、今後も生徒たちの夢を実現するためのサポートを続けます。「25歳、人生の主人公として輝いている人材を育てる」という教育理念をもとに、世界を舞台に活躍するリーダーとの交流を積極的に図ります。私たちは、「子どもたちの幸せ日本一」、そして「グローバル教育日本一」を目指して、さらなる教育環境の充実に努めてまいります。
郁文館グローバル高等学校について
郁文館グローバル高等学校は、国際的な視野を持った学生を育む全日制課程の高校です。「世界地図から進路を選ぶ」というコンセプトを基に、国内外の大学進学を目指し、多様な教育プログラムを提供しています。最近のデータによると、卒業生の4割が海外の大学に進学しており、今後も教育の質の向上に全力を注いでいます。