岡山の環境ベンチャー
2025-10-28 14:13:39

岡山の環境ベンチャー『次の灯』が東京都と埼玉に新拠点を設立

環境ベンチャー『次の灯』が新たな一歩を踏み出す



岡山発の環境ベンチャー、次の灯株式会社が東京および埼玉に新拠点を設立しました。次の灯は、2018年の創業以来、環境問題への取り組みに情熱を注ぎ続けており、特に西日本豪雨での苦境を乗り越えた経験が彼らの成長に大きく寄与しています。今では、ディーゼル車の排ガス浄化装置やEVバッテリーの再生など、環境に優しい事業を展開し、国内外から高い評価を受けています。

次の灯の進化と目指すもの



「環境と人の関係性に異端な解を提供する」というミッションのもと、次の灯はサーキュラーエコノミー(循環型経済)の領域で確かな実績を築いてきました。近年、脱炭素や資源循環が求められる中で、「製造」「物流」「再資源化」を結ぶ循環インフラの整備が急務となっています。次の灯はこの課題を克服するため、製造と物流を近接させた新しい拠点モデルを構築しました。

新たな拠点の設立



東京都品川区と埼玉入間市に設立された新拠点は、使用済み部品を集め、再生紙や素材として市場に戻すプロセスを一体化することを目指します。この近接化によって、時間やコスト、環境負荷を同時に削減する仕組みを確立しようとしています。

また、首都圏の地理的優位性を利用し、企業間の連携を迅速化。これにより、在庫回転率や輸送効率の向上を追求し、サプライチェーン全体の最適化を実現します。これらの取り組みは、社会と経済の両方において価値を生み出すためにも重要です。

東京オフィスのこだわり



新たに開設された東京オフィスは、『次の灯』の理念や世界観を具体化した空間です。壁に掲げられたブランドステートメント「めぐる、つなぐ、地球にイイコト」は、社員の意識を常に高める一助となっています。ガラスパーテーションや企業カラーを取り入れたデザインは、職場環境を明るくし、社内外のコミュニケーションを円滑にする役割を果たしています。

今後の展望



未来に向けて次の灯は、大学や自治体、地場企業との連携を強化し、環境技術やリサイクル技術の地域実装モデルを構築する予定です。この取り組みには、廃棄物リサイクルの高度化や新素材の再利用に向けた共同研究が含まれます。

次の灯は、資源価値を持つ廃棄物を「再生資源」として流通させることで、環境負荷の低減と経済循環の両立を図り、持続可能な社会の実現に向かい続けます。代表取締役の黒川聖馬氏は、「壊れたら捨てる」という常識を変えることを使命としており、今回の拠点設立はその第一歩なのだと語っています。

次の灯は、品川・埼玉を起点に、全国規模でのプロジェクトを展開していく計画です。その中には、製造・物流・再資源化を統合したデータ基盤の構築や、次世代事業への拡張も含まれています。これまでの「使い捨て」の産業構造を、「めぐる仕組み」へと転換するため、さまざまな取り組みを進めていくでしょう。

会社概要


次の灯株式会社は、岡山県総社市を本社とし、東京都品川区にもオフィスを構える企業です。自動車部品のリサイクルや環境関連技術の開発に取り組み、持続可能な社会の構築を目指しています。彼らのスローガンである「めぐる、つなぐ、地球にイイコト」は、事業の根幹にある理念を体現しています。今後もその活動に目が離せません。


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会社情報

会社名
次の灯株式会社
住所
岡山県総社市真壁1448-1
電話番号
0866-31-6330

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