自動運転の新たな試み
2019-02-15 12:01:24
兵庫県三木市で自動運転送迎サービスの実証実験がスタート
兵庫県三木市で自動運転送迎サービスの実証実験がスタート
最近、兵庫県三木市において、自動運転技術を活用した新たな公共交通サービスの実証実験が行われています。この試みは、国土交通省と内閣府が推進する「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の一環であり、コガソフトウェアがそのシステムを提供しています。自動運転が実用化されることで、移動の自由が広がり、地域社会の活性化も期待されています。
実証実験の詳細
実証実験は、三木市の緑が丘・青山地区の一部エリアで行われ、住民が電話やウェブサイトを通じて自動運転車の予約をし、指定された場所へ送迎するサービスを検証します。この取り組みでは、車両に搭載された自動運転ソフトウェア「Autoware」と高精度3次元地図「ADASmap」を使用し、より安全で快適な運行を目指しています。
モニター対象者は、事前に応募した住民30名で、実証期間は2019年2月16日から2月22日までの7日間。運行時間は9時から17時までで、完全予約制に基づいています。
自動運転の安全性と利便性
今回の実験では、トヨタエスティマを基にした自動運転車両が使用されます。車両は2名のモニターと共にドライバーとオペレーターが同乗し、ドライバーの監視の下で自動走行を行います。ルートは、緑が丘町東1丁目から4丁目を通る約2.6キロメートルの3パターンで設定されており、緊急時にはドライバーが操作介入できるように配慮されています。
また、先導車両が自動運転車の前方を走行し、周辺車両や歩行者に自動運転車の存在を知らせることで、安全性を確保しています。これにより、住民が安心して利用できるサービスを提供することを目指しています。
事業者と協力体制
このプロジェクトは、コガソフトウェアをはじめ、日本工営、大和ハウス工業などの企業、さらには地元団体や大学とも連携して実施されています。各参加者が協力し合い、技術検証や課題の抽出を行いながら、今後の自動運転普及に向けた基盤を築くことが期待されています。
地域未来への貢献
自動運転技術の普及が進むことで、住民は外出の機会を減らさず、自由に移動できる社会が実現しつつあります。この実証実験を通じて得られるデータや意見は、将来のサービス実装に向けた重要な礎となるでしょう。地域に住み続けられるまちづくりに向け、より多くの人々が恩恵を受ける日が来ることが期待されています。
このプロジェクトに関する問い合わせは、コガソフトウェア株式会社の研究企画部までお気軽にご連絡ください。
会社情報
- 会社名
-
コガソフトウェア株式会社
- 住所
- 東京都台東区上野1-17-6広小路ビル4階
- 電話番号
-
03-3833-0733