金沢工業大学が独自の「社会人共学者」制度を導入
金沢工業大学は、2025年度前学期に向けて「社会人共学者」の募集を開始しました。このプログラムは、企業や自治体で働く社会人が授業に参加し、学生とのディスカッションを通じて互いに学び合うという新しい形の教育です。募集期間は、2025年3月3日(月)から6月23日(月)までで、随時参加を受け付けております。
社会人共学者とは?
社会人共学者制度は、異なる世代やバックグラウンドを持つ人々が共に学び、新たな知識を共有することを目的としています。社会人が参加することで、学生はリアルな社会の動向や技術の活用事例を学び、学びに対するモチベーションを高めることが期待されています。また、参加する社会人にとっても、若者との交流から新たな発見や視点を得る絶好の機会となります。
この制度は、金沢工業大学が新設する「情報デザイン学部」や「メディア情報学部」を含む全ての学部で活用され、AIやデータサイエンスといった最新の技術に基づいた授業が展開されます。文系・理系の学生が共に学ぶことができる環境を提供し、未来の社会において必要とされる力を育成することが目標です。
募集する科目と内容
2025年度前学期には、28の科目が用意されており、その中には機械工学、電気電子工学、環境土木工学、メディア情報、経営、心理科学、建築など多岐にわたる分野が含まれています。新たに追加された環境土木工学科の「環境土木工学入門とキャリアデザイン」では、地域との関連性を学ぶことができます。
さらに、英語科目やデータサイエンスに関連する科目では、社会人が学生と共に学ぶ姿勢を示し、交流を深めることが求められています。たとえば、機械工学科の授業では、企業における専門知識との関連を紹介することが期待され、学生にリアルな業界の視点を提供します。
参加方法とスケジュール
このプログラムには、企業や団体に勤務している社会人が対象となり、参加料は無料です。授業は2025年4月8日から始まり、7月31日までの間で随時参加が可能です。また、対面授業の他に一部オンライン参加が可能となる科目もあり、忙しい社会人でも柔軟に参加できます。
参加希望者は、所属する企業の上司からの推薦書を提出後、書類確認や面談を経て参加が決定します。卒業生はこの推薦を免除されるため、気軽に参加できるチャンスがあります。
おわりに
金沢工業大学では、社会人と学生が共に学び、高め合うことで地域社会や企業に貢献する人材を育成していくことを目指しています。この新しい取り組みを通じて、参加者が得る新しい知識や経験が、今後のキャリアに大きな影響を与えることでしょう。興味のある方は、まずは募集要項をチェックし、ぜひ申し込んでみてください。
詳細は
こちらのパンフレットをご参照ください。