カインズと直方市が提携、地域活性化に向けた協力体制を強化

カインズが直方市と「包括連携協定」を結ぶ

2025年5月23日、株式会社カインズが福岡県直方市と「包括連携協定」を締結したことを発表しました。この協定は、両者が地域のさまざまな課題に対して連携し、取り組むことを目的としています。

カインズは、持続可能な発展を目指す直方市の資源を有効活用し、地域ニーズに応じた協力を行います。これにより市民サービスの向上と地域活性化の実現を目指しています。カインズは、2021年から地域共生を意識した「くみまち構想」の実践を進めており、直方市でも具体的なプロジェクトが始まっています。

直方市の新店舗と事業展開

直方市内にある「カインズ直方店」は、2023年7月にグランドオープンし、オープン前には災害時の物資供給に関する協定も締結しました。毎年春に開催される「チューリップフェア」などの地域イベントにも参加し、地域との連携を強化しています。

特にこの度締結した協定には、以下の6つの連携事項が含まれています：
1. 4Rの推進
2. 花文化観光都市の推進
3. カーボンニュートラルの推進
4. 防災・災害対応
5. シティプロモーション
6. 地域活性化及び市民サービスの向上

環境への配慮と地域貢献の取り組み

「4R（リフューズ、リデュース、リユース、リサイクル）」の推進は特に注目されており、カインズは企業版ふるさと納税を利用し、自社のオリジナル商品「水切れのよい立てて置くだけ水切り」の配布を計画しています。市内全戸（約2万8000戸）に配布される予定で、このプロジェクトはごみの減量や環境意識の向上を目的としています。

さらに、2024年7月には店舗駐車場にリサイクルステーションを設置し、地域の資源を循環させるために活動を行います。このステーションでは、新聞紙や古着などの回収が行われ、循環型社会の構築に貢献します。

花文化と地域の活性化

カインズ直方店は、毎年春に開催される「チューリップフェア」への参加を通じて、地域の花文化の促進にも貢献しています。このイベントでは、会場の清掃や球根の植え込み、DIYワークショップなどを実施し、地域の人々とも協力しながら活動しています。

このように、カインズは「まちのくらしをみんなでDIY」という理念のもと、地域のニーズに寄り添った取り組みを進めています。お客様との密なコミュニケーションを重視し、地域とともに歩むことを大切にしています。