沖縄の宝を守る若者たち!高校生が琉球漆器修理を学ぶ「沖縄未来コンサバターズ」
沖縄美ら島財団は、未来を担う若者たちに伝統文化の重要性を伝えるため、「沖縄未来コンサバターズ」というプログラムを実施しています。このプログラムは、首都圏と沖縄の高校生16名を対象に、2泊3日の日程で琉球漆器の修理技術を学ぶ貴重な機会を提供しています。
「コンサバター」とは、文化財を守り、後世に伝えていく仕事に携わる人のことです。このプログラムを通じて、高校生たちは文化財修復の現場に触れ、伝統技術の継承の大切さを実感することができます。
プログラム内容
2024年7月29日(月)から31日(水)にかけて開催されるプログラムでは、以下の内容が予定されています。
1日目: 首里城の歴史や正殿復元工事に関する学習
2日目: 琉球漆器の文化財修復師による講義、紅型工房での体験教室
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3日目: 南風原高校で琉球舞踊鑑賞、交流など
参加者
プログラムには、首都圏在住の高校生4名、首里高校、興南高校、南風原高校からそれぞれ4名の生徒が参加します。
伝統文化の継承を担う若者たち
沖縄美ら島財団は、このプログラムを通じて、若い世代が伝統文化を継承する大切さを理解し、自らの体験として伝えるきっかけづくりを目指しています。高校生たちは、伝統技術を学ぶだけでなく、文化交流を通して沖縄の文化への理解を深め、将来、伝統文化を継承していく担い手となることを期待されています。
首里城基金
首里城は沖縄の歴史文化を象徴する貴重な文化遺産ですが、2019年の火災で焼失し、多くの美術工芸品も失われました。首里城基金は、失われた文化遺産を収集・復元・保存し、首里城で展示することを目指しており、皆様からのご支援を募っています。
沖縄の伝統文化を未来へ
「沖縄未来コンサバターズ」は、沖縄の伝統文化を未来へ継承していくための重要なプログラムです。高校生たちの熱意と伝統技術への理解が、沖縄の文化をさらに発展させていくことを期待しています。