海の課題を学ぶ
2025-02-12 10:29:55

鳥羽市で未来を考える!海の課題を学ぶ学校給食連携イベント開催

鳥羽市での海の課題を学ぶイベント



2024年2月13日、三重県鳥羽市相差町に位置する小学校で、海の重要性を理解し、未来を考えるためのイベントが開催されます。一般社団法人「旅する学校」の主催によるこのイベントは、学校給食と海の課題に焦点を当てた取り組みです。

鳥羽市は漁業が盛んで、海女さんも多く在住していますが、地元の子どもたちの中には、実際に海で何が起こっているのかを把握していない子もいます。今回のイベントでは、実際の授業を通じて、子どもたちに身近な海の状況を学んでもらい、「自分たちに何ができるのか」を考える機会を提供します。

プロジェクトの背景


この取り組みは「海のごちそう地域モデルinみえ熊野」、つまり豊かで美しい海を次世代に引き継ぐことを目的としています。このプロジェクトは、日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環です。豊かな自然に恵まれた三重県では、海の幸が豊富で、特に伊勢志摩から熊野古道に至る海岸線はさまざまな魚介類の宝庫です。しかし、近年は海藻が減少し、磯焼けの影響が深刻化しています。

原因の一つは、地球温暖化や黒潮の変化に伴う海水温の上昇で、これにより植食性魚類が増加しています。その中でも、あまり美味しくないとされる魚が多く、漁師たちは捕獲を避けがちです。そこで、これらの魚を美味しく食べることを通じて、水揚げを促進し、海藻と魚とのバランスを取り戻そうとする取り組みが始まりました。

イベントの詳細


このイベントでは、三重県内のモデルケースとして、学校給食運営にも力を入れたプログラムが実施されます。

  • - 日時: 2025年2月13日(木)11時35分〜13時
  • - 会場: 鳥羽市立弘道小学校(鳥羽市相差町1014)

イベントの内容は、4・5・6年生を対象に、まず「身近な海で起きていること」と題した授業が行われます。授業では海の課題、特に磯焼けの問題を取り上げ、質疑応答やアンケートを通じて、子どもたちの理解を深めます。その後、給食としてアイゴの野菜あんかけ、わかめの味噌汁などが提供され、実際に海の課題に関連する食材を味わいます。

鳥羽市内の全小中学校・幼稚園では、アイゴを使ったメニューが展開される予定で、教職員も含め1,169食が提供される予定です。この取り組みは、教育委員会の「鳥羽が好きふるさと給食」と連携しています。

まとめ


このイベントは、子どもたちが身近な海を理解するための重要な一歩となり、海の未来について考える良い機会です。イベントを通じて、子どもたちが「海といのちのつながり」を学び、未来に向けてのアクションを起こすことを期待しています。


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会社情報

会社名
海と日本プロジェクト広報事務局
住所
東京都港区赤坂2-14-4 森崎ビル3階
電話番号
03-6441-2561

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