国立西洋美術館の手話解説動画サービス
日本の文化と西洋美術を紹介する国立西洋美術館では、来館者の皆様の利便性向上を目指し、手話による常設展解説動画サービスを始めました。この新しいサービスは、障害を持った方でも楽しめるようにするための重要な取り組みです。
サービスの概要
新たに導入されたのは、日本手話と日本語字幕が付いた解説動画です。当館が所蔵する名作、特にモネの絵画やロダンの彫刻作品など、29点について詳しい解説を行います。また、追加で提供される解説は4ヶ国語(日・英・中・韓)に対応し、専門的な情報が手に入るウェブアプリ「常設展 音声ガイド」と共に利用できます。この動画は、特にろう者や難聴者の方々への配慮を強化することを目的としています。
利用方法
タブレットを利用して動画を貸し出すサービスは、館内のインフォメーションで行われます。事前の申し込みは不要で、開館中であればいつでも無料でご利用可能です。ただし、タブレットは6台と限られているため、少しお待ちいただく可能性があります。利用者は、再生時間が記載されているため、自身のスケジュールにあったものを選ぶことができます。
他の取り組み
国立西洋美術館では、手話ガイド動画サービスに加え、さまざまな取り組みを行っています。
- - インフォメーションでの筆談: 来館者に対する情報提供は筆談で行われ、より理解しやすい形でサポートしています。
- - 聴覚特別支援学校向けのプログラム: ろう学校を対象とした対話型のギャラリートークを手話通訳付きで実施。
- - イベントでの手話通訳: 企画展解説や創作ワークショップの際にも手話通訳を用意しており、参加者が気軽に交流できる環境を整えています。
美術館の基本情報
国立西洋美術館は東京都台東区上野公園の中に位置しています。開館時間は通常、9:30から17:30(週末は20時まで)で、月曜日が休館日です。常設展の観覧料は一般500円、大学生は250円で、障害者手帳をお持ちの方とその付き添いは無料で入場できます。フレンドリーで開かれた美術館を目指し、国立西洋美術館は誰もが楽しめる文化空間を提供し続けます。
公式サイトや最新情報に関しては、国立西洋美術館の公式サイト(
こちら)から確認できます。ぜひ足を運び、素晴らしい西洋美術の世界を体験してください。