小諸市動物園が2026年春に新たなスタートを切ります
長野県小諸市に位置する小諸市動物園は、1926年の開園以来、地域に密着し多くの愛情を受けてきました。この度、園長の小泉俊博氏のもと、2026年春にリニューアルオープンすることが決定しました。開園100周年を迎えるにあたり、動物福祉と来園者体験の向上を目指した大規模な改修が行われる予定です。
リニューアル内容
リニューアルでは、老朽化した動物舎やトイレ、来園者向けの施設の全面改修が行われます。新たにプレーリードッグやアルパカ、チンチラが仲間に加わり、見て楽しむだけでなく、触れ合うこともできる飼育エリアが整備されます。これにより、動物たちの健康を守りながら、来園者にとって魅力的な体験を提供します。
デジタル技術の導入
さらに、今回のリニューアルではデジタル技術を駆使した新たな取り組みも行われます。人気のフンボルトペンギンやムササビの様子を、YouTubeで24時間ライブ配信するプロジェクトがスタートします。これにより、近くに住んでいる方だけでなく、遠方の人々もリアルタイムで動物たちの日常を楽しむことが可能になります。特に夜行性であるムササビの活発な姿は、ライブ配信ならではの貴重な瞬間となることでしょう。
動物たちの魅力を紹介
動物園には様々な仲間がいますが、特に注目されるのはムササビとフンボルトペンギンです。ムササビは夜行性のため、普段はなかなか見かけることができませんが、夜間のライブカメラで彼らの動きが観察できます。また、フンボルトペンギンはその美しい泳ぎが特徴で、映像を通して観ることができる素晴らしさが人々を魅了しています。
クラウドファンディングで未来を作る
小諸市動物園は、さらに良い動物園を作るためにクラウドファンディングを実施しています。2026年に迎える開園100周年に向けて、老朽化した獣舎の整備や、来園者がより楽しめる空間を提供するために資金を募集中です。プロジェクト名は「小諸市動物園第2期整備で動物たちに快適な住環境を」で、目標金額は1,000万円。皆様のご支援が、動物たちと人々をつなぐ未来の施設づくりに繋がります。
休園情報とイベントのお知らせ
リニューアル工事に伴い、小諸市動物園は2025年6月1日から2026年3月末まで全体を休園します。ただし、日曜日は開園し、料金も割引されるため、お得に訪れることができます。また、駅前広場では小動物と触れ合う「こもろ駅わくドキ体験広場」が2025年6月から月1回開催されるほか、夏には夜の動物そのものが観察できる「NIGHT ZOO」も企画されています。
施設概要
- - 施設名:小諸市動物園
- - 所在地:長野県小諸市丁311(懐古園内)
- - 開園:1926年(大正15年)
- - リニューアルオープン予定:2026年春
- - 開園時間:9:30~16:30
公式サイトやYouTubeチャンネル、SNSも積極的に配信しており、常に最新情報が入手可能です。動物たちと人々がより良い関係を築けるよう、今後の展開が楽しみです。