digglueが提供する新たな電池パスポートサービス
株式会社digglueが、顧客のニーズに応えるために新しいデジタルソリューション『BatteryPass by CiReta!』を発表しました。このサービスは、今後義務化されるEU電池規則に基づき、電池のQRコード表示および情報発信を行う機能を持っています。
背景:サステナビリティとトレーサビリティの必要性
近年、環境保護への意識が高まり、各業界において持続可能な開発が求められています。特に欧州電池規則は、電池のトレーサビリティを強化し、製品の環境負荷を軽減する目的で策定されました。2027年までにQRコード表示が義務化されることから、製造業者は迅速な情報開示が求められています。digglueは『BatteryPass by CiReta!』を通じて、この厳しい基準を満たすための支援を行います。
サービスの主な機能
1. QRコードを利用したバッテリー情報の提供
本サービスでは、各電池に固有のQRコードを付与することで、消費者が簡単に情報にアクセスできる仕組みを提供します。QRコードをスキャンすることで、製造日や原材料、性能などの情報をわかりやすく表示するWEBページにアクセスできます。ユーザーフレンドリーな操作画面を採用しているため、わずかな情報入力でQRコードが生成され、常に最新の情報を提供できます。
2. スムーズな情報管理
BatteryPassでは、各電池にユニークIDを割り当て、配送情報や品質管理、リサイクル追跡が可能です。また、管理画面では運営に必要なデータを簡単に更新することができ、負担を軽減します。これにより、企業は迅速な対応ができ、効率的な業務運営が期待できます。
3. 法令改正への自動対応
EUの関連法令が変更されるたびに、システムが自動で情報を更新し、企業は常に最新の基準に対応可能です。このように、企業が岐路に立たされた際にも信頼性を確保する助けとなります。
期待される効果
この新サービスは、企業にとって以下のような利点をもたらすでしょう:
- - リスク軽減と信頼性の向上: 徹底した情報管理を行うことで、法令違反のリスクを減少させ、企業の信頼性をアップします。
- - ブランド価値の向上: 環境への配慮を明確にすることによって、ブランドイメージを改善し、競合との差別化を図ることができます。
- - 顧客満足度の向上: 最新情報を一元管理することで、消費者への迅速な対応が可能になり、運用コストの削減にも寄与します。
これからの展望
株式会社digglueは、電池パスポートだけでなく、他の製品に対するデジタルパスポートの展開を計画中です。今後も、サステナブルな社会の実現に向けて技術を提供し、様々な業界と連携を進めていく方針です。持続可能な未来を目指して、積極的に新たな技術を開発し続けます。
会社概要
株式会社digglueは、2018年に設立され、東京都新宿区に本社を構えるスタートアップです。『テクノロジーで持続可能な世界を実装する』という理念のもと、IoTやブロックチェーン技術を駆使し、サーキュラーエコノミーを促進するプラットフォームを展開しています。特に「MateRe Visualization」や「MateRe Traceability」などのプロダクトを通じて、企業と消費者の情報連携を進めており、社会全体の持続可能性に貢献しています。
公式ウェブサイト:
digglue