ほっかほっか亭がBrazeを導入
株式会社ほっかほっか亭総本部が、新たなビジネス拡大の一環として、カスタマーエンゲージメントプラットフォームBrazeを導入することを発表しました。この施策は、アプリ会員数の増加やモバイルオーダーの活性化を目指すものです。
株式会社ほっかほっか亭は1976年に創業した持ち帰り弁当チェーンで、「できたてのおいしさ」を重視し、近畿エリアを中心に全国に店舗を展開しています。地域ごとのニーズに応じたメニューを開発し、家庭的な味を提供しており、現在では832店舗が営業。最近では、モバイルオーダーやデリバリーサービスなどに力を入れ、お客様に安心して食事を楽しんでもらうための取り組みを行っています。
こうした中、顧客データの収集が店舗で限定的だったことが課題となっていました。しかし、COVID-19の影響でリモート生活が増える中、ほっかほっか亭はアプリを開発し、オンラインでの顧客データ取得を開始。これにより、店舗での直接収集が難しいデータを得ることができ、顧客とのコミュニケーションも強化される見込みです。
ほっかほっか亭は、Brazeをアプリに組み込むことで、個々の顧客によりパーソナライズされた施策を展開することを目指しています。位置情報を活用し、お花見や運動会など特定のシーンでキャンペーンを行い、お客様に対するさらなるアプローチを行います。また、出前館やUber Eatsといったデリバリーサービスとの連携も強化していく方針です。
当初の施策として、近畿地域で実施される「私を花見に連れてって」キャンペーンがあります。このキャンペーンでは、アプリの位置情報機能を利用して、花見場所に集まるお客様にプッシュ通知を送り、特設サイトへ誘導します。そのサイトからは近隣のほっかほっか亭へのアクセスを提供し、顧客間のつながりを強化しようとしています。
中長期的には、アプリを使ったオーダーで顧客の購買行動を促進し、レジでの手作業を減らすとともに、貴重な顧客データの獲得にもつなげることが期待されています。ほっかほっか亭はこの施策を通じて、店舗、アプリ、ウェブを横断した顧客データの収集を加速させ、顧客のニーズに応じた商品開発とコミュニケーションを通じて、新たなビジネスチャンスを創出していくつもりです。
ほっかほっか亭とは
「ほっかほっか亭」は、草加市に立ち寄ればいつでもほっとできる「街の台所」として、1976年に創業されました。ふっくらとした炊きたてごはんが特徴で、地域住民に信頼される存在を築いてきました。経営理念には「炊きたて。できたて。お店で手づくり。」があり、地域の皆さんが安心して美味しいお弁当を持ち帰れることを目指しています。
Brazeとは
Brazeは、ブランドが顧客とのエンゲージメントを最大化するためのプラットフォームです。企業はさまざまなデータソースを統合し、1つのプラットフォームからリアルタイムで、個別にパーソナライズされたコミュニケーションを実施できます。AIを活用し、大量のメッセージを効率的に配信し、より良い顧客体験を提供することに貢献しています。Brazeは、2024年の米国ニュースで働きがいのある企業に選ばれるなど、信頼性の高い企業として知られています。