高齢者や車椅子利用者向けの新たな宿泊施設が誕生
栃木県日光市で30年以上の歴史を持つステーキレストラン「Restaurant Nikko えんや」を運営する有限会社えんやが、平屋の貸切宿「Jizo's One-Story House Nikko」を開業します。この宿泊施設は、特に高齢者や車椅子利用者を含む三世代の家族旅行を容易にし、最大10名まで宿泊可能です。
宿泊施設の特徴
「Jizo's One-Story House Nikko」は、バリアフリー設計を基本とした施設で、車椅子対応のトイレや玄関スロープ、段差の少ない室内動線が完備されています。この設計により、年齢や身体の状態に関係なく、全ての人々が訪れやすい環境を整えています。また、宿泊中には電気自動車(EV)の充電も可能です。
この宿泊施設は、現在リノベーションが完了しており、2026年10月の本格開業に向けて準備が進められています。30年以上の飲食業の経験と、2024年に開業予定の宿泊施設「Dragon Inn Nikko」での学びを生かし、「食」と「泊」の両面から日光観光を提案します。
三世代旅行を意識した設計
近年、特に注目されている「三世代旅行」を支援するため、Jizo's One-Story House Nikkoでは、家族が一緒に宿泊しやすい工夫がされています。木造の平屋建てで構成されているため、入室しやすく、広々とした共同スペースで親族が一堂に会することができます。
宿泊空間の設計には、寝室が3室あり、各々が安らぎの空間となっていますが、同時にリビング・ダイニングでは、家族全員が一緒に過ごすことができるようなレイアウトがされています。さらに、トイレ・浴室・シャワールームなどの水回りも、宿泊者の快適性を重視し、トイレ2か所、浴室1か所、シャワールーム1か所、洗面所・手洗い3か所を設置しました。
充実した周辺環境
この宿泊施設のアクセスは非常に良好で、東武日光駅からは徒歩約5分、JR日光駅からは徒歩約9分という便利な立地です。また、世界遺産「日光の社寺」までも車で約5分と観光にも非常に適した場所です。
地元飲食店からの宿泊事業への挑戦
有限会社えんやの代表、高緑一氏は、家族の中に足腰に不安を抱える人がいると、旅行先を選ぶこと自体が難しくなることがあると語ります。「誰もが諦めることなく、全員で日光を楽しめるように」との思いでこの宿泊施設を立ち上げました。飲食店としての30年以上の経験を活かし、宿泊事業を通じて日光の魅力をより多くの人に伝えたいと考えています。
クラウドファンディングによる先行販売
現在、Jizo's One-Story House Nikkoは、2026年10月から2027年1月までの秋冬シーズンの宿泊券をクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で先行販売中です。このプロジェクトは、単なる資金調達ではなく、多様なニーズを持つ旅行者のための環境づくりを進めるための活動でもあります。
Jizo's One-Story House Nikkoは、家族の絆を深め、心温まる日光の旅を提供したいという思いから、開業準備を進めています。これからの時代、年齢や身体の状況に関わらず、誰もが旅行を楽しめるような社会の実現に向け、これからも努力を続けていく所存です。