柏市に設立される新しいコミュニティ農園「すくすくファーム」
2024年10月19日、千葉県柏市に新たに誕生する「すくすくファーム」は、障害の有無にかかわらず、多くの人々が共存し楽しめる農園として期待されています。このプロジェクトは、医療的ケアが必要な子どもから大人までが参加可能なコミュニティ農園で、「すくすくハウス」という施設の一環です。
「すくすくハウス」の統括施設長、大久保夏樹氏は、医療的ケアを持つ方々が安心して暮らせる場と、地域住民との交流を深めることを目指しています。オープニングイベントは多彩なプログラムが用意され、地域の皆さんと一緒に楽しめる機会となる予定です。
オープニングイベントの詳細
オープニングイベントでは、午前10時から開場し、10時30分からお披露目会が行われます。その後、秋まつりが開催され、地域の方々が集まり一緒に楽しめる様々なアクティビティが用意されています。
主なイベントスケジュール
- - 10:30 - 11:00「すくすくファーム」お披露目会
- - 11:15 柏市民楽団によるコンサート
- - 12:15 アフリカンドラムとダンスパーティー
- - 13:10 LEGALIS 東葛学生吹奏楽団コンサート
また、出展ブースではレモネードスタンドやキャンドルワークショップ、焚火でマシュマロ、さらには視線入力でのゲーム体験やボッチャ体験も楽しめます。これらのプログラムを通じて、地域住民や参加者が交流を深めることができます。
障害者支援と地域貢献の新たな形
「すくすくファーム」は、環境にも配慮した循環型農園として運営され、コンポストを利用して作物を育てる予定です。ここでは、障害を持つ方々が実際に農作業に参与し、地域住民と共に協力しながら働く場を提供します。これによって、彼らは社会の一員としての役割を果たし、地域社会に貢献できるという目的があります。
目指す未来
この農園が計画しているのは、2026年までに200人の地域としてのメンバーを育成し、農作業を通じて再生可能な資源を循環させることです。さらに、地域で出る生ごみを堆肥として活用し、環境保護にも繋がる方針です。
統括施設長のメッセージ
大久保氏は、医療的ケアを必要とする方々が地域の一員として共に多様性を享受し、自分自身の個性を生かしながら育つ環境を作りたいと語っています。彼は「すくすくファーム」を通じて、地域住民とともに持続可能な未来を築く仲間の参加を呼びかけています。
「すくすくファーム」は、ただの農園にとどまらず、地域のコミュニティを形成し、全ての人が自己表現できる場所としての役割を果たすでしょう。今後の活動に注目です。