SCREENとヤンマーHDが女性活躍推進に向けたクロスメンタリングの取り組みを開始
パーソルテンプスタッフ株式会社は、関西地区の大手企業であるSCREENホールディングスとヤンマーホールディングスが共同で実施する女性活躍推進に向けた「クロスメンタリング」の運営を受託しました。この取り組みは、関西地域のメーカー企業が直面している女性のキャリア形成に関する課題を解決し、地域の共創活動を促進することを目指しています。
クロスメンタリングの概要
このプロジェクトの特徴である「クロスメンタリング」とは、異なる企業同士のメンターとメンティーがつながり、キャリア形成を支援するプログラムです。具体的には、女性の育成経験を持つ企業の管理職がメンターとして参加し、30代から40代の女性管理職候補者がメンティーとして参加します。この仕組みを通じて、企業の枠を超えた学びや育成を行い、ジェンダーギャップの解消を目指すのです。
1月27日にはSCREENの本社でキックオフイベントが開催され、計26人の参加者が集まりました。このプログラムでは、5回のメンタリングセッションと中間フォローアップ、及び2回のメンターフォローアップ研修が組まれており、全9ヵ月間にわたって実施されます。
背景と必要性
近年、少子高齢化が進む中で働き手の減少が懸念されており、企業は女性の潜在的な労働力を活かす必要に迫られています。政府も企業における女性役員比率を引き上げることを目指しており、新たな目標を打ち出しています。しかし、製造業における女性管理職の割合はまだ低く、平均で6.4%に留まっているのが現実です。このような状況において、クロスメンタリングは女性のキャリア形成を推進する重要な手段とされています。
取り組みの効果
クロスメンタリングの目标としては、女性のキャリア開発支援や視野の拡大、次世代リーダーの育成、地域間のネットワーク形成が挙げられます。異なる企業のメンターとメンティーが交流することで、新たな視点や知識の交換が生まれ、ダイバーシティの推進にもつながります。また、組織全体の成長と個人のモチベーション向上を図ることで、企業文化の改善にも寄与することが期待されています。
期待される成果
この取り組みを通じて、女性管理職の比率が向上するだけでなく、企業全体が活性化し、より良い職場環境が創出されることが望まれています。パーソルテンプスタッフは、SCREENやヤンマーHDと共に地域に根ざした企業の女性活躍推進を支援し、全ての社員が生き生きと働ける環境づくりに貢献していく考えです。
今後、このクロスメンタリングの取り組みがどのような成果を上げていくのか、注目が集まっています。