高精度と大容量を兼ね備えたFDM3DプリンターF430 NXが登場！

プロフェッショナル向け3DプリンターF430 NXが新発売

株式会社システムクリエイトは、CreatBot社の新たな3Dプリンター「F430 NX」の発売を発表しました。2024年9月25日から市場に出回るこの製品は、これまでに5000台以上が販売されたF430シリーズの最新モデルです。特に注目されるのは、その高精度、大容量、そして高速造形の特性です。これにより、さまざまな業界での活用が期待されています。

優れた造形エリアでの無限の可能性

F430 NXは、400mm x 300mm x 300mmの大きな造形エリアを誇ります。このサイズにより、プロトタイプ制作や大規模なモデルの同時印刷が実現し、従来のようにアイデアを妥協する必要がなくなります。特に、複数の部品を一度に生産できる点が大きな魅力です。

革新的なデュアルエクストルーダー

独立型デュアルエクストルーダー（IDEX）を採用しており、造形スピードが大幅に向上しています。この技術により、同時に異なるパーツを印刷する「コピーモード」や、左右対称の部品を一度に造形する「ミラーモード」が利用可能です。これにより、生産性は飛躍的に向上し、企業にとっては理想的な選択肢と言えます。

高性能フィラメントへの対応

F430 NXは、業界トップクラスの420℃まで加熱できるホットエンドを搭載し、ABSやPLAに加えて、高強度のフィラメントであるナイロンやカーボンファイバーにも対応しています。これにより、耐久性に優れたパーツの制作が可能であり、カーボンファイバー材料の印刷時にも、ノズルの摩耗を最小限に抑える設計となっています。

Z軸の剛性と精度の向上

高精度のボールねじと4本のZ軸構造により、F430 NXは卓越した安定性と精度を実現しました。これによって、特に大型パーツや複雑なデザインにおいても、非常に滑らかで美しい仕上がりが得られます。

完璧な温度管理

このプリンターは、チャンバー内の温度を最大70℃、ホットベッドの温度を最大140℃まで加熱可能です。この高温管理により、温度差による収縮やひび割れを防ぎ、さまざまな素材で高品質な造形を実現します。

具体的な製品スペック

仕様	内容
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造形サイズ	シングル押出し：400×300×300mm、デュアル押出し：360×300×300mm、コピーモード：225×300×300mm、ミラーモード：190×300×300mm
本体サイズ	780×550×800mm、78kg
最高ノズル温度	420℃
最高ベッド温度	140℃
最高チャンバー温度	70℃
造形速度	50～300mm/秒
電力要件	100V-110V, 200V-240V / 50-60Hz
最大出力	240V: 3200W / 110V: 2500W
フィラメント互換性	PLA、ABS、カーボン、ナイロン、Ultra-PA、UltraPA-CF、PET-CF、PC、TPU、ASA、PETG など