フランス産チーズを五感で体験する『Fromage Lab』
11月の週末、東京・表参道で行われたイベント『Fromage Lab -ようこそ、フランスチーズの実験室へ-』は、フランス全国酪農経済センター(CNIEL)の主催で、フランス産チーズの魅力を余すところなく引き出す特別な体験を提供しました。このイベントは、EUの支援を受けて開催され、来場者たちにとっては新しい発見や学びの場となりました。
視覚と嗅覚を刺激する展示エリア
展示エリアでは、チーズに関する視覚的な体験や香りの体験が提供され、来場者たちはまるでフランスでチーズが作られている実験室にいるかのような感覚を味わいました。顕微鏡を使って、ブルー・デ・コースの青カビやコンテのアミノ酸の結晶を観察し、通常目にすることができないチーズの奥深さに触れることができました。また、濃厚なキャラメルの香りを含む5種類のチーズを嗅ぎ比べることで、フランスチーズの知られざる魅力に気づくことができました。
様々なフランス産チーズを楽しむテイスティング
試食エリアでは、ミモレット、サンネクテール、ポン・レヴェックなど、多彩なフランス産チーズが無料で提供されました。来場者はそれぞれのチーズに対して研究メモを作成し、試食の感想を共有しました。「初めてのウォッシュタイプのチーズが新鮮で驚いた」、「苦手だったブルーチーズが意外にもマイルドで美味しかった」という嬉しい声が多く寄せられました。この体験は、参加者にとって新しい嗜好を発見する場となったのです。
熟成の魅力を学ぶセミナー
フランス熟成チーズの魅力を深掘りするセミナーも行われ、チーズプロフェッショナル協会理事の橋口由美氏が登壇しました。熟成期間によってチーズの味や香りがどのように変化するかを学び、参加者からは「同じチーズでも熟成によって違いがこんなにあるとは知らなかった」との感想があり、今後のチーズ選びに気を付けたいという意欲が語られました。
オリジナル“チーズ診断”ワークショップ
また、フランス人チーズモンガーのBastien FAMELART氏による「チーズ診断」ワークショップも実施されました。参加者はブラインドテイスティングを行い、各自の味の好みを知ることができました。「先入観なくチーズを試すことで、自分の本当の好みを見つけることができた」「これからは好きな味の傾向を意識して選びたい」という意見により、ワークショップは大いに盛り上がりました。
まとめ
『Fromage Lab -ようこそ、フランスチーズの実験室へ-』は、視覚的、嗅覚的、味覚的にフランスのチーズの魅力を体感できる素晴らしいイベントでした。イベントは大好評のうちに終了し、フランス産チーズの新たなファンを生むきっかけとなったことは間違いありません。
【開催概要】
- - 日時: 11月8日(土)、9日(日)11時~18時
- - 会場: Rand表参道、東京都渋谷区神宮前4-24-3神宮前コートC 1F(明治神宮前駅5番出口より徒歩5分)
- - 入場料: 無料
【CNIELについて】
CNIELは、フランスの酪農業界を代表する非営利団体で、乳製品の消費拡大を目指し様々な活動を行っています。このようなイベントを通じて、日本におけるフランス産チーズの認知度を高めることに貢献しています。