デンソー運搬業務の革新
2026-05-28 15:45:51

デンソー高棚製作所、小型AMR「カチャカプロ」で運搬業務を自動化した革新的な取り組み

デンソー高棚製作所の新しい自動化の試み



株式会社Preferred Robotics(東京都千代田区)が手掛ける小型自律搬送ロボット「カチャカプロ」が、デンソー高棚製作所に導入され、運搬作業の負担を劇的に減少させる革新が実現しました。高棚製作所は、自動車用スピードメーターなど多様な車載部品を生産していますが、その運搬作業は長年の課題とされてきました。ここでは、その導入概要や効果について詳しくご紹介します。

導入の背景


デンソー高棚製作所は多品種少量生産のため、多種多様な部品を扱っています。そのため、必要な部品を適切なタイミングで生産ラインに届けることが重要です。特に完成品の運搬作業は単純でありながら、30kg弱の重量物を運搬するため、作業者に重い負担がかかっていました。そのため、自動化は企業全体にとって非常に重要な課題でした。

しかしながら、工場内の通路が狭く、レイアウト変更が容易でない環境では、新しいシステムの導入が難しい状況が続いていました。そこで、デンソーは自律搬送ロボット「カチャカプロ」の導入を決定しました。

導入の概要


小型自律搬送ロボット「カチャカプロ」は、運搬における「往路」と「復路」の二つのタスクを担うことができます。具体的には、完成品を指定された場所まで運搬し、その後次の生産で必要な梱包箱を引き取り、生産ラインに供給する役割を果たします。

特筆すべき点は、「からくり」との連携による自動化です。これにより、電力を使用せずに自動で物品の移載や積載が可能になりました。この技術の導入により、運用効果が最大限に引き出されることを目指しています。

からくりとの連携のポイント


  • - 搬送時の落下防止ストッパー:カチャカプロが目的地に到達した際に、ストッパーが下がり、箱がスムーズに流れ、その後はバネの力で元に戻ります。
  • - 箱のセパレート機構:梱包箱の置き場に到達した際、ストッパー解除を同時に行い、複数の箱を一緒に流れないよう制御しています。
  • - 進入精度の向上:ガイドローラーを装備し、位置ズレを防ぎながら確実に目的地に進入できるよう工夫されています。

導入の効果


「カチャカプロ」の導入により、完成品の運搬作業がゼロに近づきました。以前は、作業者が一日に平均58回、約2,000歩を歩く必要がありましたが、スイッチ一つでその全てが自動化され、労力を大幅に削減することができました。

作業者たちからは「作業が楽になった」との声が上がっており、このプロジェクトは社内での注目を浴び、2025年の製造部にとっての重要なトピックに選ばれました。また、成功事例として、他の製造部門やグループ会社への情報共有も行われ、横串での実装拡大が進められています。

今後の展開


この取り組みは、デンソー社内だけでなく、他のグループ会社とも連携を深め、さらなる自動化への道を切り開くことが期待されています。今後、さまざまな業種においても自律搬送ロボットの導入が進むのではないかと考えられます。

詳細や動画は、こちらからご覧いただけます。

株式会社Preferred Roboticsについて


2021年に設立されたPreferred Roboticsは、親会社であるPreferred Networksが持つAI技術を活用し、人々の生活を豊かにするロボット開発に取り組んでいます。今後も新しい技術で様々な課題解決に寄与していくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社Preferred Robotics
住所
東京都千代田区大手町一丁目6番1号大手町ビル
電話番号

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