OIO、ムーンステーク買収
2021-06-01 10:00:15

OIOがムーンステークを買収し、ブロックチェーン事業を拡大へ

シンガポール証券取引所に上場するOIO Holdings Limited(以下、OIO)は、2021年5月31日にアジアで2位を誇るステーキングプラットフォーム・ムーンステークの買収を完了したことを発表しました。これにより、OIOはムーンステークの株式を100%保有することとなり、ユーザーに新たなサービスを提供できる体制が整いました。

ムーンステークは2020年に設立され、アジア最大のステーキングプールとなることを目指し、急成長を遂げています。買収時点で、ステーキング資産は9億米ドル(約900億円)を超え、安定した成長が期待されています。これによってOIOは、ムーンステークが課している約0.3%から0.5%の手数料収益を得られるようになるため、経常的な収益の確保が可能になります。

OIOのブロックチェーン事業子会社であるOIO Singapore Pte LtdのCEO、Rudy Lim氏は、「ムーンステークの買収はOIOにとって理想的な機会です。暗号通貨投資家はステーキングなどの機会を求めており、このプラットフォームが収益化を助けるでしょう」と評価しています。今後、OIOはブロックチェーン分野での知識やネットワークを駆使して、ムーンステークのユーザーと資産の成長を目指します。

また、OIOはユーザーが単一のプラットフォームを通じてさまざまなサービスにアクセスできるような仕組みも強化していく方針です。これにより、さらなる経常収益が見込まれ、ムーンステークの成長をサポートします。さらに、OIOの既存のブロックチェーン・ファイナンスのコンサルティングサービスとのシナジーも期待されています。

最近では、主要な暗号通貨プロジェクトが従来のマイニングによるProof-of-Work(POW)からProof-of-Stake(POS)へと移行していることが注目されています。この背景には、POSがよりエネルギー効率の良い方式であることがあり、電力消費や計算コストを大幅に削減する可能性があります。暗号通貨を保有しているユーザーは、ステーキングに参加することで定期的なリターンを得ることも可能です。

この買収はOIOにとって、ポートフォリオの多様化と新しいビジネスモデルの構築に繋がります。OIOは、40人以上の専門的なブロックチェーンエンジニアと共にInfinity Blockchain Groupと連携し、業界内でのポジションを強化していく計画です。

OIOの基本情報
OIOは、エンジニアリングサービスやブロックチェーン関連のソリューション提供に特化した会社で、長年の経験を活かし、アジアの企業の成長を支える最高のサービス提供を目指しています。近年、ブロックチェーン事業へ進出し、立ち上げた初年度にはいくつかのコンサルティングプロジェクトに成功するなど、急速な成長を遂げています。

ムーンステークのミッション
ムーンステークは、アジアおよび世界のブロックチェーン市場のニーズに応えるために設立され、幅広いパートナーシップを結んでビジネスサービスを提供しています。ここ数年で急成長を遂げ、9億米ドルを超える資産を抱えるに至ったムーンステークは、今後もアジア最大のステーキングプールを実現すべく継続的な改善とイノベーションを追求しています。

会社情報

会社名
OIO Holdings Limited
住所
140 Paya Lebar Rd, #08-07 AZ@Paya Lebar, Singapore 409015
電話番号
65-8766-5865

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