SCSK、全社規模の「実践知」を凝縮したMicrosoft 365 Copilotコンサルティングサービスを発表
SCSK株式会社は、Microsoft 365 Copilotの全社導入を受け、その実践知を基にした新しいコンサルティングサービスの提供を開始しました。このサービスは、単なるツールの使用を超え、組織の業務変革を実現するための支援を行うものです。特にコーポレート業務の効率化と品質向上に焦点を当てており、2025年10月よりサービスをスタートします。
1. 生成AI市場の現状とその重要性
現在、日本の生成AI市場は急成長しており、2030年までにその規模は10倍に膨れ上がるとされています。しかし、AI導入の成功例はまだ限られており、多くの企業がその潜在能力を十分に活かせていません。「検索ベースでの利用から、組織的な活用に移行できていない」という課題が根深いのです。
SCSKは、このような課題を解決するため、Microsoft 365 Copilotを使ったコンサルティングサービスを提供し、企業が抱える業務負担を軽減しつつ、業務の効率化と費用対効果の向上を図ります。
2. サービス内容の概要
このコンサルティングサービスは、顧客がMicrosoft 365 Copilotを「使う」だけでなく、実際の業務に「活かし」、さらには業務の「革新」を実現することまでをターゲットにしています。
具体的には、以下のステップで支援を行います:
- - ユースケースの企画
- - AIエージェント作成
- - 業務シナリオのタスク分解
- - Input/Outputの再定義と整理
初回提供となる第一弾は、人事、広報、企画、監査部門などを対象に、業務の効率化を図るコンサルティングを展開します。
3. 継続的なサービス拡張計画
今後、SCSKは第二弾、第三弾とサービスを拡充する計画です。対象業務の増加やより複雑なプロセスへの適用を目指しており、最終的にはAIエージェントが組織の業務を自律的に担う環境を検討しています。
4. SCSKのバリュープロポジション
SCSKは、AIを活用して企業の業務改革を並走する形で支援します。2024年には「Microsoft 365 Copilot向け伴走型支援サービス」を提供予定で、企業における導入から定着までを一貫してバックアップしていきます。
この伴走型支援は、顧客が新しいビジネスモデルを生み出し、単なる効率化にとどまらない付加価値を提供することを目指します。具体的な導入事例も、Microsoftの公式サイトに掲載されており、成功事例として参考になるでしょう。
Microsoft 導入事例
5. 日本マイクロソフトからの期待
この新しいコンサルティングサービスの展開に際し、日本マイクロソフトからも期待の声が寄せられています。自社の実績と顧客との密なコミュニケーションに基づいたコンサルティングは、多くの企業の新たな可能性を引き出すでしょう。
まとめ
SCSKの新しいMicrosoft 365 Copilotコンサルティングサービスは、単なるツール導入以上の価値を提供します。業務の効率化、品質向上を目指す企業にとって、このサービスは大きな一歩となるでしょう。今後の展開にも期待が寄せられます。