元メルカリCTO・柄沢聡太郎氏、Acompany社外取締役に就任

Acompany、元メルカリCTO・柄沢聡太郎氏の社外取締役就任

名古屋に本社を置く株式会社Acompany（アカンパニー）は、2025年1月16日付で元メルカリCTOである柄沢聡太郎氏を社外取締役として迎えることを発表しました。この決定に伴い、柄沢氏が高橋亮祐代表取締役CEOと対談を行ったポッドキャスト番組『アカン経営トピック』も配信されました。

プライバシーDXの推進

Acompanyは、全てのビジネスをプライバシーリスクから解放することを目指し、新たなデータ利活用ビジネスの課題解決に挑んでいます。その一環として、パーソナルデータ利活用クラウド『AutoPrivacy』やプライバシーDXコンサルティングサービスを提供しています。柄沢氏の参加により、同社はプロダクトの強化のみならず、組織体制のさらなる充実を図り、企業価値向上を目指しています。

柄沢聡太郎氏のプロフィール

柄沢氏は、中央大学大学院卒業後、グリー株式会社でソフトウェアエンジニアとしてキャリアをスタート。その後、2011年に株式会社クロコスを共同創業し、2012年にはヤフーへ売却しました。2015年からは株式会社メルカリでCTOを務め、エンジニア組織の拡大とプロダクトの成長に貢献しました。2020年にはスターフェスティバル株式会社の執行役員CTOとして活動し、同年にAlmohaの共同創業者としても経営に参画。

注目のプライバシーテクノロジー

柄沢氏は、Acompanyが取り組む秘密計算技術に特に注目しています。これはデータの安全なやりとりを可能にする次世代技術であり、現在の大AI時代においてその重要性が一層増しています。氏は、自身の知識と経験を最大限に活かしてAcompanyのさらなる成長を支える意向を示しています。

高橋代表のコメント

高橋代表は、柄沢氏がこれまで蓄積してきた経験を背景に、Acompanyの「プライバシーリスクから解放する」というビジョンを実現するための重要な役割を果たすと期待しています。

プライバシーテック（PETs）の重要性

プライバシーテック（PETs）は、個人のプライバシー保護に特化した技術であり、昨今のデータ保有の問題に対する解決策として機能しています。データの暗号化とその状態のままでの分析が可能な「秘密計算」や、元データをもとに類似データを生成する「合成データ」、個人の特定を難しくする「k-匿名化」などさまざまな技術が含まれています。