eatas株式会社が一般社団法人インパクトスタートアップ協会(ISA)の2026年度正会員として加入しました。このニュースは、同社がどのように社会課題に取り組んでいるか、そしてどのように持続可能な成長を目指しているかを示す重要な一歩です。
eatasが総本社を構える福岡市中央区は、近年、医療費の増加が深刻化している地域でもあります。日本全体の医療費は過去最高を記録し、その3割は生活習慣病に起因しています。実際、生活習慣病の多くは食事が大きな要因であり、食事改善が病気予防や病状悪化の防止において極めて重要なのです。
しかし、それにもかかわらず、生活習慣病に罹患している方々の90%以上が、専門的な栄養食事指導を受けていないという驚くべき現実があります。そこでeatasは、専門の管理栄養士による食事指導サービスを展開することで、この「必要な人に専門的なサポートが届いていない」という課題に立ち向かっています。
eatasの取り組みは、テクノロジーと管理栄養士の専門性を融合したパーソナル食事指導プラットフォームを通じて実現しています。これまでに、医療機関や美容クリニック、企業の健康経営サービスなどに食事指導を提供し、高い継続率と行動の変容を達成してきました。特に、オンライン面談とアプリを利用したサポートによって、忙しい現代人でも継続しやすい環境を整えています。
また、eatasは350名超の管理栄養士が参加するコミュニティも運営しています。専門家同士が知識や実践ノウハウを共有し、栄養サポートの質を高めることで、より多くの人々に届く支援を行っています。
さらに、企業向けには従業員の生活習慣改善や生産性向上を促進するプログラムを展開。食習慣の改善を単なる健康施策ではなく、「人的資本の価値を高める投資」として捉えることで、持続可能な成長を支援します。
ISAについても触れたいと思います。この協会は「社会課題の解決」と「持続可能な成長」を目指す企業体を支援する組織です。2022年に設立されたこの協会は、政財官と連携し、より良い社会の実現を目指しています。その活動は現在325社以上の正会員に支えられており、ISAの目指すエコシステムの一翼を担っています。
eatasの代表である手嶋英津子氏は、「専門的な栄養サポートが必要な人に届いていない現状」を問題視し、ISAに加盟することで、仲間たちと共に社会にポジティブな影響を与える取り組みを進めていく意義を強調しています。彼女は「食事サポートへのアクセスを当たり前にする」というビジョンを掲げ、今後も活動を加速させる意志を明言しました。
eatasは「楽しく美味しく食べることで健康になる」世界を目指して、引き続き社会に貢献する施策を拡充していく所存です。eatasが提供する個別の食事指導プログラムや、法人向けサービスは、健康経営を推進するために多くの企業に受け入れられています。テクノロジーと専門家の知識を融合させた今後の展望に注目が集まります。