デジタル広告調査
2025-09-16 15:32:08

デジタル広告効果調査2024年版、タイアップ広告の影響を解析

デジタル広告の効果を知る「M-VALUE DIGITAL調査」



一般社団法人日本雑誌協会と一般社団法人日本雑誌広告協会は、株式会社ビデオリサーチとの協力のもと、2024年から2025年にかけて第2回目の「M-VALUE DIGITAL(デジタル広告効果測定調査)」を実施しました。この調査では、2022年に行った第1回調査と合わせて、Webメディアにおける全100素材のタイアップ広告の効果を測定し、その結果を報告しています。調査の目的は、デジタル領域において出版社Webメディアが如何に広告効果を発揮しているかを可視化することです。

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タイアップ広告の特徴と傾向



この調査の一環として得られた主なポイントは、以下の3つです。

1. 認知向上だけでなく購買意欲を向上
タイアップ広告は単なるブランドの認知度向上に留まらず、消費者の購買検討を促す有効な手段であることがわかりました。特に、既存顧客のロイヤルティ強化や新規客獲得に大きな影響を与えていることが示されています。

2. 出版社Webメディアの優位性
出版社が提供するWebメディアは、購買意欲の高い層へのリーチが期待でき、広告接触後の興味関心や購入意向が一般Webメディアに比べて高いことが特徴です。このような背景から、「次の購入」に対する影響力も顕著です。

3. 信頼性と編集力の高さ
出版社Webメディアは、広告の「信頼性」と「読者寄り添う表現力」が高く評価されています。これは長年の雑誌編集の経験がもたらす、独自の価値を示していると言えるでしょう。

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調査結果の具体的なデータ



タイアップ広告のミッドファネル効果



全100素材のタイアップ広告に関するデータは、以下の通りです。
  • - 既存顧客のロイヤルティの高さ:好意度97%、購入意向96%。
  • - 未経験者における購入意向:「良く知っている」のない層でも購入意向が89%。
  • - 新規顧客の獲得:広告に触れたことで66%が購入意向を示し、60%が検索意向を持つ結果に。

出版社Webメディアの特性



出版社Webメディアの広告素材は、一般Webメディアに対して平均年収が高い層へのリーチが確認され、広告接触後の興味関心と購入意向も高いことが示されています。特に、次回の購入時期にあたる「買いたい時・買い替えのタイミング」での影響は顕著で、一般Webメディアよりも12ポイント上回る結果が見られました。

ジャンル別の効果


最近の調査では、特に「コスメ・美容」や「男性ファッション」ジャンルにおいて、出版社Webメディアの利点が強調されました。これらのデータは、購買行動において出版社Webメディアがどう寄与しているかを明示します。広告素材の効果は、一般Webメディアの平均を10ポイント以上上回っており、これは広告効果を強化する施策として有効であることが示されています。

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今後の展開



今回の調査結果は、デジタル広告における読み手からの高い好感度を示すもので、信頼感や理解を効果的に促進できる手法としてタイアップ広告が重要な役割を果たしていることが確認されました。特に、日本雑誌協会と日本雑誌広告協会は、今後も出版社メディアの発展を支援し、より良い広告コミュニケーションの推進に寄与することを目指しています。デジタル広告業界の変化に適応するためのデータベース構築も進められ、今後の効果的なプランニングへとつながっています。

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会社情報

会社名
一般社団法人 日本雑誌広告協会
住所
東京都千代田区神田神保町1-32出版クラブビル6F
電話番号
03-3291-6202

トピックス(経済)

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