デジタル接客の進化
2025-04-16 10:12:31

デジタル技術を活用した地域百貨店の新たな接客進化

デジタル技術を駆使した新しい接客体験



NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)とNTT QONOQ(コノキュー)の2社が、広島三越および岩田屋三越と提携し、地域百貨店における新たな接客体験の向上を目指す取り組みを開始しました。この新しいプロジェクトは、デジタル技術を活用して、地域のお客様に対してより良いサービスを提供することを目的としています。

背景



三越伊勢丹グループは、地域百貨店の集客と顧客との関係を深めることに力を入れています。特に、首都圏の主要店舗と地域百貨店との連携を強化し、顧客満足度の向上を図る活動を行っています。広島三越では、広島県内から首都圏への訪問を希望するお客様に、外商員が同伴して商品を紹介するサービスを提供しています。この取り組みを通じて、お客様のニーズに合わせたサービスを展開しています。

新しい取り組みの内容



今回の取り組みでは、NTT Comが提供する「OPEN HUB Window」と、コノキューが提供する「MiRZA(R)」および「NTT XR Real Support」を組み合わせ、広島三越と岩田屋三越を約250km離れた地点で接続しました。この技術を使用することにより、広島三越のお客様はリモートで岩田屋三越の商品を紹介されることが可能となります。これにより、地域間の顧客送客の効果を検証することができます。

新たな接客の形として、OPEN HUB Windowは高精細かつ低遅延で、顧客が遠隔地のスタッフとコミュニケーションをとりながら商品を確認できるシステムを提供します。この技術により、まるで同じ空間にいるかのような感覚で接客を受けることが可能です。また、MiRZA(R)とNTT XR Real Supportを活用することで、ハンズフリーでの接客が実現され、店舗を歩く感覚での新しい体験が提供されます。

実際の体験と顧客の反応



この新しい接客体験を受けた顧客からは、「これまでの購入体験とは異なり、実際に商品を見ているかのような感覚を味わえた」という評価が寄せられています。また、リアルタイムでの映像通信が明瞭で、細部までしっかりと確認できたため、来店したかのような感覚を体感できたと好評です。さらに、実際に広島から福岡の岩田屋三越へ足を運ぶ顧客も見受けられ、この取り組みの効果を確認することができました。

今後の展開



今後、この取り組みを通じて得た知見をもとに、更なる接客体験の向上を目指すとともに、OPEN HUB Windowや映像伝送システムに加え、IOWNやAIなどの先端技術を活用して、地域のニーズに合った高品質な接客を実現していく予定です。この新しい接客スタイルが、いかに地域社会に貢献し、顧客満足度を高めるかが今後の課題であり楽しみでもあります。

企業背景



この取り組みを支えるNTTコミュニケーションズ株式会社は、1999年に設立され、通信インフラを基盤にした多様なICTサービスを展開しています。一方、NTTコノキューは2022年に設立され、XR技術を用いたメタバースやデジタルツインのサービスを提供しています。広島三越と岩田屋三越は、それぞれの地域で高品質なライフスタイルを提案し続けています。

この取り組みは、百貨店業界に新たな風を吹き込み、地域顧客との関係を深めるための一助となることを期待します。


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会社情報

会社名
NTTコミュニケーションズ株式会社 株式会社NTTコノキュー 株式会社広島三越 株式会社岩田屋三越
住所
電話番号

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