リアルグローブ、災害時の情報共有をサポート
株式会社リアルグローブは、令和6年9月に発生した能登豪雨災害の影響を受けた地域に対し、被害状況の迅速な報告と共有を可能にする「現場情報投稿システム REPORT&SHARE」を無償で提供することを発表しました。対象となるのは、輪島市、珠洲市、能登町において、復旧活動を行う自治体やボランティア団体です。
このシステムは、スマートフォンを使用して、さまざまな被災状況を位置情報とともに地図上に投稿することを可能にします。投稿された情報は、キーワードで簡単に検索でき、帳票の作成も容易なため、復旧作業を効率化する効果が期待されています。特に情報のリアルタイムな共有が可能であり、ボランティアとの連携も円滑に行えるように設計されています。
災害状況の具体例
「REPORT&SHARE」によって報告される被災状況には以下が含まれます:
- - 自宅やブロック塀の損壊、屋根の被害
- - がけ崩れや道路の寸断
- - 電気、ガス、水道などのライフラインの復旧依頼
- - 復興支援のボランティア募集
これらの情報は、被災地域の状況に応じて的確に収集・共有され、復旧活動の戦略に役立てられます。
過去の実績
「REPORT&SHARE」は、令和2年の7月豪雨を含む様々な災害時に利用されてきました。これまでの利用実績として、被災自治体や提携企業がドローンやスマートフォンを駆使して被災状況を確認・報告する場面で活躍しています。実際、導入により1000件を超える災害情報が収集された事例もあり、その効果は明らかです。
このシステムは、次のように使用することができます:
1. 投稿したい位置情報に合わせて地図を動かし、中央の緑色のアイコンをクリック。
2. 表示されたフォームで位置情報を確認し、写真やメモを入力。
3. 画面下部の「投稿する」を押すことで情報が送信されます。写真や動画は、その場で撮影することも、カメラロールからアップロードすることも可能です。
今後の展開
地域における調査に必要な登録情報は自治体により異なるため、対象地域の担当者は公式サイトを通じてお問い合わせが求められています。無償提供は2024年9月24日から開始され、期間は相談に応じて柔軟に対応しています。提供対象は復旧活動に関わる公共機関やボランティア団体となっており、対象者は指定のフォームから申し込むことができます。
「現場情報投稿システム REPORT&SHARE」を活用することで、リアルタイムに被災情報を共有し、迅速な復旧を目指すこの取り組みは、今後の災害対応における重要な武器となるでしょう。
詳しくは公式サイトをご覧ください:
リアルグローブ