ローデ・シュワルツが発売した世界初のRFパワーセンサ
ローデ・シュワルツが発表した新しい「R&S NRP150T」サーマル・パワーセンサは、0.80 mm同軸RFコネクタを搭載し、DCから最高150 GHzの範囲をギャップなしで測定できる世界初の製品です。この新しいRFパワーセンサは、特に車載レーダー用として注目されていますが、その応用は他のさまざまな分野にも広がります。
幅広い周波数レンジの実現
R&S NRP150Tは、最高150 GHzに対応するだけでなく、これまでのRFパワーセンサの中で最も幅広い周波数レンジを誇ります。この特性により、車載レーダーなどの将来の高周波パワー測定に新たな可能性が開かれます。実際に、現在の自動車産業では、ADAS(先進運転支援システム)やAD(自動運転技術)に向けた先進のレーダーセンサが求められており、R&S NRP150Tはこれらのニーズに応えることができる初のRFパワーセンサとなります。
もちろん、車載アプリケーションだけでなく、同センサは衛星通信や電波天文学などの分野においても高いパフォーマンスを発揮します。これにより、より高い周波数域での研究や探査活動が可能になるのです。
高速測定の実現
R&S NRP150Tは、最大500回/秒の測定速度を誇ります。これにより、スペクトラム全域を一度にスイープ測定できるため、RF計測機器の検証やキャリブレーションを迅速に行うことが可能です。特に、ベクトル・ネットワーク・アナライザ等のRF計測機器との互換性もあり、デバイスの開発や部品製造において非常に有用です。
技術の卓越性と安定性
このサーマル・パワーセンサは、-35から+20 dBmの広いダイナミックレンジを持ち、長期的な安定性も特長としています。動作温度が0~+50℃の範囲で、環境温度の変動を補正し、優れたドリフト性能を発揮します。また、最大電圧定在波比(VSWR)も1.7を実現しており、電力の効率的な伝送を確保します。USB接続により使い勝手も良く、標準的なPCやAndroid端末から簡単にリモート制御が可能です。
トレーサビリティの確立
R&S NRPxTシリーズの他のパワーセンサと同様に、新しいR&S NRP150Tセンサも、国家計量機関(NMI)へのトレーサビリティを実現しています。ローデ・シュワルツは、ドイツ・連邦物理・技術研究所(PTB)などの機関と協力し、110~170 GHzのDバンドでのトレーサビリティを世界で初めて確立しました。この範囲にはR&S NRP150Tパワーセンサが対応する150 GHzも含まれています。
まとめ
ローデ・シュワルツが今年発売した新たなRFパワーセンサR&S NRP150Tは、最新技術を駆使した製品で、将来的な幅広い応用が期待されています。詳細情報は
こちらから確認できます。
お問い合わせは、欧州本社のChristian Mokryまで:電話:+49 89 4129 13052、メール:
[email protected]。
ローデ・シュワルツについて
ローデ・シュワルツは、電子計測や技術システムの専門企業であり、90年以上にわたり先端技術の開発に注力しています。その成果は、産業界や規制当局がデジタル技術を駆使できるよう支援することに寄与しています。