上司の言葉がNGに!
2025-09-09 11:22:45

Z世代のモチベーション低下を招く上司の言葉とは?

Z世代と上司のコミュニケーションの実態調査



最近、株式会社ペンマークと株式会社アルバトロスが共同で実施した調査によって、上司とZ世代の若手社員のコミュニケーションに関する驚くべき結果が明らかになりました。この調査は、20代前半から後半の316名の若手社会人を対象に実施され、彼らが上司からどのような言葉を聞くとモチベーションが低下するのかが調査されました。

Z世代の本音



調査結果によると、最も多くのZ世代が意欲を失う言葉は「前にも言ったよね?」でした。なんと59.5%の回答者がこの言葉を挙げ、次いで「(理由を説明せず)いいからやって」が53.8%、さらに「普通はこうだよね?」「常識でしょ?」が49.1%と続きました。これらの結果から、無意識に発せられる上司の言葉が、若手社員のやる気を激しく削ぎかねない現実が浮き彫りになりました。

Z世代は、ただ指示を与えられるだけでは納得感が得られず、期待される理由や目的を知りたい気持ちが強い傾向にあります。彼らは上司からの具体的な説明を求め、背景を理解することで主体的に仕事を進めることができるのです。このような状況で過去の失敗をちゃちゃを入れるような発言があれば、Z世代は無力感を感じ、やる気を失ってしまいます。

期待が逆にプレッシャーに



さらに驚くべきことに、ポジティブなニュアンスを持つ「期待しているよ」という言葉さえも、Z世代にとっては過度なプレッシャーとして受け止められていることも調査で明らかになりました。約4割のZ世代がこの言葉によってモチベーション低下を経験したと答えています。こうした傾向は、彼らが完璧主義であったり、失敗を恐れる性質によるものでしょう。

コミュニケーションギャップの解消へ



このような背景の中、Z世代と上司の間には「コミュニケーションギャップ」が存在していることも見逃せません。上司側は「言ったつもり」でいる一方、Z世代は「伝えられていない」と感じているのです。このギャップを解消しない限り、早期離職やエンゲージメントの低下が企業にとって深刻な問題になりかねません。

解決のための新たな試み



このコミュニケーションの課題を受けて、ペンマークとアルバトロスは共同で管理職向けのAIコミュニケーションツール「コミュトレZ」を開発しました。このツールは、管理職がどのように言葉を選ぶべきかをスコア化し、Z世代とのコミュニケーションを円滑にする助けを提供します。

ツールの詳細は公式サイト(https://z.penmark.jp/commutore)で確認できます。

まとめ



調査の結果から、Z世代が上司からのコミュニケーションに非常に敏感であることが明らかとなりました。ポジティブな意図がある言葉でも、その伝え方次第で逆効果を生む可能性があるため、上司がどのようにコミュニケーションをとるかは極めて重要です。Z世代に信頼され、彼らのモチベーションを引き出すためには、適切な言葉選びと説明を心掛けることが必要です。


画像1

画像2

会社情報

会社名
株式会社ペンマーク
住所
東京都目黒区目黒1-6-17Daiwa目黒スクエア3F
電話番号
03-6910-4962

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。