「Microsoft 365」とデータ保護の重要性
近年、企業におけるデジタル化が進む中で、データ保護の重要性が増しています。特に、「Microsoft 365」は多くの企業の業務基盤として利用されていますが、そのデータ保護に関する対策が十分かどうかを再確認する機会が必要です。
サイバー攻撃や自然災害、ヒューマンエラーといったリスクが増加する中で、責任の所在が曖昧になることも影響し、企業のデータ保護が求められています。実際、Microsoftは「責任共有モデル」に基づき、可用性までの責任を負っていますが、データの保護についてはユーザー側が担う必要があります。このため、企業は「Microsoft 365」環境を運用する上で、バックアップの重要性を理解しておくことが不可欠です。
バックアップの認識不足
調査によると、約70%の企業が「Microsoft 365にバックアップは不要」と考えているという結果が出ています。しかし、実際にはデータ損失の70%がエンドユーザーによる誤削除や内部不正によって引き起こされています。このような現状からも、企業は今すぐデータ保護の見直しを図る必要があります。
バックアップ運用の複雑さ
「Microsoft 365」が無力化するリスクを知るためには、バックアップ運用の実態も把握することが重要です。例えば、Teamsで送信されたファイルは異なるプラットフォーム(OneDriveやSharePoint)に分散して保存されています。このため、復元手続きが複雑になることがしばしばで、知識のない運用者は誤解を招きやすいです。
さらに、退職者のアカウントは削除後30日間データが保持されますが、多くの企業がこの事実に気づかずデータ損失に直面しています。ここで注意しなければならないのが、「Entra ID」やランサムウェア対策のバックアップが不十分とされることです。実際には、これらのケースによって情報システム部門での不安が高まる現状も見受けられます。
実際の復旧トラブルケース
セミナーでは、Microsoft 365のユーザーの中で実際に発生したデータ復旧トラブル事例についても触れます。たとえば、退職者のアカウント削除後に重要なデータが消失してしまったケースや、ランサムウェアに感染した結果、OneDrive内のファイルが暗号化され、復元できなかった事例もあります。このようなトラブルは多くが「バックアップに関する誤解」に起因しているため、正確な知識をもって事前に適切な対策を講じることが必要となるでしょう。
最適なバックアップの手法
本ウェビナーでは、こうした実際のトラブルを基に「Microsoft 365」におけるバックアップの重要性とその対策について詳しく解説します。特に、バラクーダネットワークスが提供する「Barracuda Cloud-to-Cloud Backup」について、その特長やランサムウェアと対抗する能力を紹介します。このシステムは、個々のファイルやフォルダ単位での復元を可能にし、容量無制限で利用できるため、企業にとって非常に頼りになる存在です。
加えて、Microsoft 365導入支援においてバックアップが後回しにされがちな理由や、リセラー・パートナー企業が持つ提案能力を向上させるヒントを得られる内容となっています。企業の「信頼できるバックアップ」に関する疑問に答える本セミナーにぜひご参加いただき、データ保護の意識を高めてください。
主催・協力
本セミナーはバラクーダネットワークスジャパン株式会社の主催で行われ、協力として株式会社オープンソース活用研究所およびマジセミ株式会社が参加しています。
セミナー詳細や参加申込は公式ページからご覧いただけます。また、今後も役立つウェビナーを定期開催していく予定ですので、ぜひご注目ください。