Absolute SoftwareとIIJが結ぶ強固なセキュリティの未来
企業のサイバーレジリエンスにおいて、ますます重要な役割を果たすAbsolute Softwareが、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)とのパートナーシップを強化しました。これは、IIJが提供する法人向けリモートアクセスサービス「IIJフレックスモビリティサービス/ZTNA」に、AbsoluteのSecure Web Gateway(SWG)が新たに採用されたことを意味しています。この連携により、ユーザーは社内外を問わず安全にインターネットを利用できる環境が構築されます。特にリモートワークやクラウドサービスの利用が進む中、従来のセキュリティ対策では対処しきれない新たなリスクに対応するための先進的な解決策が求められています。
高度なクラウドセキュリティ
AbsoluteのSWGは、Ericom社のセキュリティエンジンと連携し、複数のセキュリティ機能を提供します。具体的には、アンチウイルススキャンやリモート・ブラウザ・アイソレーション(RBI)、コンテンツ無害化再構築(CDR)などの技術を活用し、データ損失防止(DLP)を実現しています。
このサービスは、Webコンテンツをクラウドコンテナ内で詳細に検査した後、ユーザーのブラウザに安全に配信する仕組みを採用しています。このため、ユーザーはリンクへのアクセスやファイルのダウンロードを中断することなく、組織のリスクを軽減しつつ、安心してWebブラウジングを楽しむことが可能です。
提供される主なメリット
1.
ユーザー行動の可視化: ユーザーのWebアクセス状況やアプリケーションの利用トレンドをリアルタイムに監視し、セキュリティチームが迅速に対応できます。これにより、組織全体のリスクを総合的に把握し、潜在的な脅威への対処がスムーズに行えます。
2.
コンプライアンスの強化: 意図的なファイルアップロードや不用意な行動によって発生する機密データの損失や漏洩リスクを低減し、企業の信頼性を向上させます。
3.
マルウェア対策の強化: Webページ、ファイル、ソフトウェアのデータを評価し、マルウェアの脅威を発見・排除します。これにより、エンドポイントやネットワークへの感染を未然に防ぐことができます。
IIJの吉川義弘副本部長は「今回のパートナーシップ拡大を通じて、より安全なリモートワークが実現されることを嬉しく思います」と述べています。さらには、ユーザーの生産性向上にも寄与することが期待されています。また、Absolute Softwareの稲富裕樹カントリーマネージャーも「IIJ様との連携により、企業のサイバーセキュリティと生産性が向上するソリューションを提供できることを光栄に思います」とコメントしています。
IIJフレックスモビリティサービス/ZTNAの価格
サービスの価格は、デバイス数やオプションの組み合わせによって異なります。詳細についてはIIJまで直接お問い合わせください。また、Absolute Secure AccessやAbsolute Edge(SWGサービスアドオン)についての情報は、Absoluteの公式サイトを通じて確認できます。
企業の背景
IIJは1992年に設立され、日本で最初の本格的なインターネット接続サービスを提供してきました。約15,000社に対して、インターネット接続に加えてクラウドやセキュリティ面でも包括的なソリューションを展開しています。一方、Absoluteは世界中で数多くの企業に支持され、特にリモートワークやハイブリッドワーク環境でのサイバーレジリエンスに関する強固なプラットフォームを提供しています。
今後、Absolute SoftwareとIIJの協業がどのように進化し、企業のネットワークセキュリティをさらに強化していくのか、引き続き注目されます。