熊野古道 探究型学校開校
2023-10-11 14:54:48
世界遺産・熊野古道に開校!探究型グローカルスクール「うつほの杜学園」クラウドファンディング開始
世界遺産・熊野古道に開校予定!探究型グローカル小中一貫校「うつほの杜学園」
和歌山県田辺市中辺路町、世界遺産・熊野古道に隣接する地に、2025年4月、新たな探究型グローカルスクール「うつほの杜学園」が開校予定です。豊かな自然環境と歴史的背景を活かし、地域社会と世界を繋ぐ独自の教育プログラムを提供することで注目を集めています。
グローカルな視点と探究心を育む教育
「うつほの杜学園」では、「グローバル」と「ローカル」の両方の視点を持ち、地域社会と世界、自然と繋がる中で学びを深める探究型教育が特徴です。教科の枠を超えたプロジェクト学習を通して、「自分軸での学び」を促進し、「関係力」「探究力」「創造力」を育むことを目指しています。
バイリンガル教育にも力を入れており、英語による授業も導入予定。日本の義務教育課程も網羅したカリキュラムで、私立学校の卒業証明書が発行されます。
開校の背景と理念
設立準備を進める一般社団法人うつほの杜設立準備会の代表理事、仙石恭子氏は、自身の子供たちの教育をきっかけに、和歌山に探究型、グローバルな教育を提供する学校が必要だと感じ、このプロジェクトを立ち上げました。
田辺市長、真砂充敏氏も、人口減少や少子化が進む中で、廃校となった旧二川小学校跡地を有効活用するベストな選択肢として、「うつほの杜学園」の設立を強く支持しています。SDGs未来都市として認定された田辺市にとって、持続可能な社会を担う人材育成という点でも、同校の開校は大きな意義を持つと捉えています。
学校長と特徴的な教育プログラム
学校長には、東洋大学国際学部教授で地方創生やグローカルに関する研究を専門とする市川顕氏が就任予定です。市川氏は、生徒たちの想像力や探究心を引き出す環境づくり、そして熊野古道の豊かな自然環境を活かした体験学習に力を入れることを表明しています。
「うつほの杜学園」の教育プログラムは大きく4つの特徴があります。
1. バイリンガル教育: 英語による授業を導入し、グローバルなコミュニケーション能力の育成を目指します。
2. 探究型プロジェクト: 子供たちの「なぜ?」を起点に、自然や社会の問題を深く探究する学習を行います。
3. 食学: 地元の食材を活用した調理実習を通して、食の大切さを学びます。
4. 紀伊国フィールド体験: 熊野古道など、地域の自然環境を活かした体験学習を通して、環境問題への理解を深めます。
地域との連携とクラウドファンディング
「うつほの杜学園」は、地域住民や企業との連携を重視しており、アドベンチャーワールドを運営する株式会社アワーズとの包括連携も発表されています。
開校に必要な資金4億円のうち、65%は確保済みですが、残りの資金調達のため、クラウドファンディングサイトMakuakeにて、2023年10月10日から11月29日まで支援を募っています。目標金額は3500万円です。
まとめ
「うつほの杜学園」は、世界遺産・熊野古道という恵まれた環境と、熱意あふれる関係者たちの想いが集結した、未来を担う人材育成を目指す学校です。クラウドファンディングへのご支援によって、この革新的な教育プロジェクトが実現するかが問われています。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人うつほの杜学園設立準備会
- 住所
- 岡山丁84岡山丁84
- 電話番号
-
090-4640-1028