東京ガス、AIを使った熱源機器制御で脱炭素化を加速する新ブランド展開

東京ガスが新たな挑戦

東京都は、温室効果ガス排出削減とクリーンエネルギーを活用する社会システムを目指し、「GX関連産業創出へ向けた早期社会実装化支援事業」を実施しています。その一環として、東京ガス株式会社が手掛ける「AIを活用した熱源機器の最適制御」が採択されたことが発表されました。

東京ガスの取り組み

東京ガスは、「AIを活用した熱源機器の最適制御」を通じて、脱炭素社会に向けた貢献を強化します。独自開発のAI技術を駆使し、熱源機器が最適化されることで、エネルギー利用の効率化が図られます。特に、AI開発に特化したベンチャー企業、株式会社エイシングとの提携により、AI搭載の最適化ソフトが誕生しました。

このソフトは、国内で販売数が1位のSCADAソフトウェア「JoyWatcherSuite」と連携し、リアルタイムでの監視と最適化を可能にします。これにより、お客さまにとっての省エネ効果が高まり、特に中小企業でも導入しやすいコストを実現します。東京ガスはこれを通じて、日本全体の脱炭素化を進めることを目指しています。

IGNITUREブランドの誕生

さらに東京ガスは、2023年11月30日に新たなソリューション事業ブランド「IGNITURE」（イグニチャー）を設立しました。このブランドのもとで提供されるソリューションは、「最適化による経済性・利便性・効率性向上」と「脱炭素・レジリエンス向上」を両立させることを目的としています。

家庭、法人、地域コミュニティのすべてのお客さまが、持続可能な生活や事業の実現に向けて、無理なくサービスを活用できるようになります。