姫路市が取り組むカスタマーハラスメント防止策
姫路市では、カスタマーハラスメントの深刻な問題を受けて、さまざまな防止策を講じています。市民が安心して市役所を訪れられるようにするため、職員が安心して業務を遂行できる環境作りが求められています。これによって、市民に対してより良いサービスを提供することを目指しています。
取組み内容
1. 啓発ポスターの作成
市民に対する啓発として、カスタマーハラスメントとは何かを具体的に伝えています。市役所本庁舎や出先施設の窓口に掲示されるポスターでは、イラストを使ってわかりやすく示すことで、どのような行為が該当するのかを明確にしています。さらに、このポスターは官公庁に限らず、地域のさまざまな事業者にも無償で提供される予定です。
2. マニュアルの作成
カスタマーハラスメントの影響を理解し、具体的な対応に関するマニュアルも作成中です。このマニュアルは、職員が組織内で統一的に防止策を実施できるように設計されており、令和6年10月の完成を予定しています。
3. 職員研修の実施
法務専門員による法的知識の提供や、兵庫県警からの職員による実践的な研修も行われています。具体的には、退去命令や警察への通報方法を学ぶことで、職員一人ひとりが安心して業務を行えるようにしています。
4. 防犯カメラの設置
不適切な行動に対する迅速な対応を可能にするため、市役所内にはネットワーク型防犯カメラが設置されます。具体的には、本庁舎の1・2階及び出先の4施設に計51台が設置予定で、庁内ネットワークを通じて、事案発生時に迅速かつ的確な指示を出すことができます。これにより、映像を証拠として活用することも可能になります。
市民の理解と協力
姫路市は、市民の皆様からの正当な苦情や意見には誠実に対応し、丁寧にお答えすることを約束しています。カスタマーハラスメントの防止を推進することで、すべての市民が安心してサービスを受けられる環境を整えたいと考えており、ぜひご理解とご協力をお願いしたいと思います。これらの取り組みを通じて、より良い姫路市を実現していきます。