京の伝統を今に伝える湯葉寿司弁当の誕生

京の味を未来へ繋げる特別な一品

京都の伝統が息づくこの地で、老舗の湯葉屋「京ゆば三田久」と押し寿司の名店「笹寿し伍十」が共に手を取り合い、新たな寿司弁当の形を生み出しました。彼らのコラボレーションにより、かつて冷蔵設備がなかった時代を思い起こさせる「湯葉寿司弁当」が2025年3月11日から提供されることが決定しました。

かつての食文化を再現

湯葉は、京都の代表的な食材の一つで、其の独特の風味と滑らかな口当たりは、寿司飯との相性も抜群です。両社の後継ぎたる「三田竜太」と「岩本有希」が、湯葉を用いた寿司の歴史に興味を持ち、その復刻の試みが形になったのです。135年以上の歴史を持つこのコラボレーションは、京都の食文化を若い世代に伝えるための貴重なステップとも言えます。

商品概要

新たに登場する「湯葉大名巻」と「京の湯葉寿司弁当」はいずれも、厳選された材料を使用しています。

- 湯葉大名巻

価格：6貫 1,050円（税込）・8貫 1,400円（税込）
内容も約500gのボリューム。
具材には、無漂白の国産干瓢、椎茸、きゅうり、焼き穴子、海老を使用し、湯葉で優しく巻かれており、バランスの良い味わいに仕上げられています。

- 京の湯葉寿司弁当

価格：1,600円（税込）
同じく約500gの豊富な内容で、湯葉大名巻に加え、出汁が効いた湯葉の刻みが入ったちらし寿司が主役です。ここでも伝統的な技法が活きており、近代的な冷藏技術がなくとも美味しく食べられる工夫がされているのが特徴です。

これらの品々は、観光客が多く訪れる京都で、手軽に京ならではの味を楽しむことができる特別なお弁当としても期待されています。

伝統と革新の融合

両社のコラボレーションは、単なる食文化の継承にとどまらず、現代における商品の価値を高めるものであり、京都の魅力を全国に発信する試みでもあります。三田竜太は、湯葉を通じて新たな創作料理へのチャレンジをし続け、岩本有希は、地域密着型のサービスで親しみやすい寿司を提供しています。

今後も両社は、伝統を受け継ぎながら、新しい挑戦を続け、京都の食文化を盛り上げていく意気込みを見せています。この特別な湯葉寿司弁当を手に取ることで、古き良き京都の味を現代で体感することができるのです。