エルピクセルとエムネスが新しい医療支援プランを開始
エルピクセル株式会社は、株式会社エムネスが提供するクラウド型医療情報管理システム「LOOKREC」と、画像診断支援AI「EIRL」がAPI連携した新しいプランの販売を開始することを発表しました。この新しいプランにより、医療機関では画像データの手動でのダウンロードやアップロードが不要となり、よりスムーズに画像診断支援AIを利用できるようになります。
画像診断AIとクラウド型医療情報システムの連携
今回の連携は、胸部X線に特化した「EIRL Chest XR」や「EIRL Chest Nodule」、さらには頭部MRAに対応した「EIRL Brain Aneurysm」の利用が可能です。これによって、クラウドPACSを利用する医療機関にとって、AIを活用した診断支援が容易になるのです。特に「EIRL Brain Aneurysm」は2025年に偽陽性を低減した新モデルが登場予定で、さらなる医療の質向上が期待されます。
システム連携によるメリット
エルピクセルは、さまざまなPACSとの連携を目指し、データセンターへの設置やAPIの導入を推進しています。これにより、各PACSに画像診断支援AIの搭載が進むことで、導入コストを削減し、AI基盤の整備が進むことを目指しています。エムネスの使命は、医療現場での情報共有を行うことによって、医師や医療従事者がより正確に患者の状況を把握し、理想的な医療を提供することです。これにより、より多くの医療機関が気軽に画像診断AIを利用できるようになるのです。
医療の未来を見据えた導入事例
LOOKRECはDICOM画像データの管理機能を持ちながら、レポートの記録や検査結果の共有もスムーズに行えます。すでに1430以上の医療施設に導入されており、医療の働き方の改革や病院間の連携を実現するためのシステムとして、多くの信頼を集めています。そして、EIRLシリーズについても、日本全国で普及が進んでおり、すでに1000施設以上での導入を果たし、解析実績は1200万件以上に達しています。
クリニックへのさらなるアプローチ
小規模医療機関にとって、AIの導入は設置費用やシステムとの連携が大きな障壁となっていました。しかし、エルピクセルは2022年にクラウド型での提供を始め、さらに導入コストを削減する選択肢を用意しました。今後はAIとクラウド型PACSが連携し、自動的にデータ送受信が可能になるため、医療現場での利便性向上が期待されます。
まとめ
新プランの導入により、医療機関は画像診断の効率が増し、より迅速で正確な診断が実現できる環境が整えられます。これからもエルピクセルとエムネスは、テクノロジーの力で患者にとっての理想的な医療環境を目指して邁進していくことでしょう。新しいプランに関する詳細や問い合わせは、公式サイトで確認できます。