オンライン試験の普及とAI技術の進展
最近、オンライン試験が広がる中で、SNSを通じた不正受験が問題視されています。株式会社CBTソリューションズは、こうした課題に対抗するため、不正検知を行うAI技術を開発しました。これにより、公平な試験環境を整える取り組みが進められています。
オンライン試験の普及と不正行為の横行
近年、IBT(Internet Based Testing)として知られるオンライン試験が広がり、多くの受験者が自宅や職場で受験できるようになりました。この利便性は高く評価されていますが、一方で不正行為も増加しています。特にSNSや匿名掲示板には、「○○試験の代理受験を請け負います」といった投稿が氾濫しており、これが急増する不正受験の一因となっています。これに伴い、業界では不正検知技術が求められるようになったのです。
2022年にはSNSを通じた替え玉受験が摘発されるケースも見つかり、状況が深刻になっています。このため、CBTソリューションズでは、不正行為を早期に発見するためのシステムが必要だと感じ、多くの企業からの問い合わせが3倍にまで増加しました。
Remoty AI+とは何か?
CBTソリューションズの「Remoty AI+」は、オンライン試験中に受験者の映像を記録し、視線やまばたき、顔の動きなどをAIによって分析します。これは、不正行為の兆候を自動で検知し、その情報を人間が確認することで、見逃しを減らすシステムとなっています。
実際に、この技術を導入した企業では、昇進試験や採用試験といった様々な場面で効果を上げており、特にその分かりやすい検知機能が高く評価されています。AIによる監視が進むことで、試験監督者の負担も軽減されるため、公正な試験環境の構築に欠かせない存在となっています。
どのように不正を見抜くのか?
Remoty AI+の主な特徴は、まばたきや視線、姿勢などの行動をリアルタイムで監視することです。具体的には、以下の機能を持っています。
- - 替え玉受験の検知
- - カンニング行為の検出
- - 不審な行動の分析
これにより、受験者がどこでどのように受験したかが明確になり、不正が行われていないかを証明する技術として注目を集めています。また、録画した映像は後日確認することも可能となっており、多方面において有用です。
CBT方式とIBT方式の違い
オンライン試験には、CBT(Computer Based Testing)とIBT(Internet Based Testing)の2つの方式があります。CBTは試験官が直接監督し、IBTは自宅や任意の場所で受験可能ですが、監視にはAI技術が利用されます。IBT方式の普及により、び対策技術の需要が一層高まっています。これにより、試験の公平性と信頼性を確保する取り組みが強化されています。
今後の展望
今後、IBT形式のオンライン試験はますます増加する見込みです。CBTソリューションズでは、不正防止と試験環境の安心を提供するための体制を強化しています。これにより、教育機関や企業などの関係者が安心して試験を実施できるインフラの整備を進めています。
展示会出展のお知らせ
最後に、2025年10月29日から31日まで幕張メッセにて開催される「人材育成・採用支援EXPO 2025 秋 東京」に初出展する予定です。出展ブースでは、Remoty AI+も紹介しますので、興味のある方はぜひお立ち寄りください。最新の試験監視技術をご覧いただける貴重な機会です。
詳しくは、公式サイトでご確認ください。