橋本組が挑戦した8年後の住宅性能検証
静岡県焼津市に本社を置く株式会社橋本組が、平成30年度の「建設もの創り大賞」を受賞した住宅「志太・組むの家」の8年後の性能についての検証結果を発表しました。これは静岡県住宅振興協議会主催の研修会でのことです。8年の時が経った今でも、その住宅が高い性能を保っているのか、という点が調査の主な目的です。
受賞住宅の概要
「志太・組むの家」は、外断熱工法を採用したユニークな住宅です。この工法は、建物全体を外側から包み込むことで温度调整が可能になると同時に、構造体の耐久性を高めることを目的としています。しかし、この工法の成否は、施工の精度に大きく依存します。
検証結果
今回の検証で特に評価されたポイントは以下の通りです:
- - 室内の温熱環境の安定性:夏と冬の体感温度差が少なく、快適な住空間が維持されています。
- - 結露やカビの発生なし:健康面でも安心できる住環境が確認されました。
- - 外壁と構造体の劣化なし:長年にわたって高い品質が保持されていることが明らかとなりました。
- - 住まい手の満足度:特に施主からは、「8年経った今でも快適に暮らせている」という声が寄せられました。
なぜ8年後を公開したのか
住宅業界全体が新築時の性能やデザインを強調する中、橋本組は「住宅の真価は完成時ではなく、実際の生活の中で証明される」との信念を持っています。そのため、経年後の住宅状態を公に検証し、公開することが施工会社としての責任であると考えています。
施工者の視点
施工を手掛けた藤浪薫朗は、「見えない部分にどれだけ注意を払うかが、8年後の評価に結びつく」と指摘しました。評価される瞬間は完成時ではなく、時間が経過した後に表れるものであると、経験に基づいた意見を述べています。
経営者の見解
橋本組の代表取締役社長、橋本真典氏は「住宅は完成した瞬間だけではなく、その後の暮らしの中で価値が証明されるもの」と強調しました。そのため、8年後の状態を公開したことは、自社の取り組みを誇示する目的ではなく、施工会社としての責任を果たすためであると語ります。これからも、年月が経っても快適に生活できる品質を追求し続ける決意を示しています。
今後の展望
橋本組は今後も、完成時だけでなく、時間を通じて証明される住宅づくりに注力していく予定です。今回の8年後検証は、住まいの長寿命化や持続可能なデザインが求められる今日において、施工品質の重要性を再確認させる事例として注目されます。地域に根ざした信頼される住宅を提供し続けることが、彼らの最大の使命です。
会社情報
株式会社橋本組
- - 代表取締役社長/CEO: 橋本 真典
- - 所在地: 静岡県焼津市本町2丁目2番1号
- - 創業: 大正11年12月
- - 公式ウェブサイト: 橋本組公式サイト
- - TEL: 054-627-3276
- - FAX: 054-628-8007