2024年5月26日、株式会社メディアシークは、「QR/バーコードリーダー・アイコニット」アプリを通じて、24,950名を対象に「投げ銭」に関するアンケート調査を実施しました。
この調査の中で、「あなたは投げ銭機能のある動画配信アプリを利用したことがありますか?」という質問に対して、計16%が「ある」と回答したのに対し、84%の利用者が「ない」と回答したことが明らかになりました。投げ銭機能を持つ動画配信アプリの利用率は低いと言えるでしょう。
投げ銭機能が使われているアプリを尋ねたところ、最も多かったのは「YouTube Live」で、次いで「TikTok」、「ニコニコ生放送」、「ツイキャス」、「17」という結果が続き、若年層を中心にYouTubeとTikTokが特に人気であることが注目されます。これらのアプリは、クリエイターとファンの距離を縮めるプラットフォームとして、多くの支持を得ているためでしょう。
加えて、実際に動画配信者に投げ銭を送った経験がある回答者はわずか6%にとどまり、大多数の利用者が投げ銭文化には馴染みが薄いことがわかります。この結果は、投げ銭という新たな支援の形が一般的になりつつある一方で、多くの人にとっては依然として利用されにくいものであることを示唆しています。
実際に投げ銭を行った経験のあるユーザーに、月平均の投げ銭額を尋ねたところ、最も多かったのが「100円未満」で31%がこの範疇に属しました。一方で、5000円以上を投げたことのある人はわずか4%という結果であり、高額な投げ銭をしている人は非常に限られた層であることが分かります。
この調査から、投げ銭文化が広がりつつある一方でも、現時点では多くのユーザーが実際には経験しておらず、より広範な普及が今後の課題であることが明らかになっています。
メディアシークが提供するアイコニットアプリは、すでに累計6000万ダウンロードを突破し、バーコードリーダー機能だけでなく、ポイントサービスとの連携など、幅広い機能を提供しています。「アイコニット・リサーチ」は、アプリ内に実装された毎日のアンケート機能で、迅速かつスムーズに利用者の意見を集めることができます。
今後も、このような調査を通じて、動画配信業界における新たなトレンドや課題を明らかにし、ユーザーのニーズに応えていくことが求められます。今のところ、つながりを重視した動画配信とファンとの関係性を築くための投げ銭文化がどのように進化していくのか、注目していきたいところです。