日本発の科学的挑戦、世界へ発信
2025年9月9日から26日、ニューヨークで開催される第80回国連総会(UNGA80)併催の科学サミット2025において、日本の8つの機関が6つのプログラムを発信します。これは、国連の掲げる持続可能な開発目標(SDGs)及びアジェンダ2030の達成に向け、科学的協力がいかに重要であるかを示す試みです。
サミットの目的とプログラム
日本から発信されるプログラムは、沖縄科学技術大学院大学(OIST)を中心に、信州大学、東京大学、慶應義塾大学など多様な機関が参加します。参加者は、博士課程の若手研究者や大学の学長、医療関係者、科学者、技術者まで多岐にわたり、食料や水問題、アレルギーの研究、次世代教育まで広範なテーマを扱います。これにより、最先端の研究成果や社会への実装に向けた新しい科学協力の形を世界に伝えます。
サミットはオンラインでも配信され、誰でも無料で参加可能です。事前登録が必要ですが、さまざまなバックグラウンドの人々が科学の進展に触れられる貴重な機会となっています。
各プログラムの詳細
1. ### 科学技術で地球を救う
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日時: 2025年9月16日 16:00-17:30 (日本時間)
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主催: 信州大学アクア・リジェネレーション機構
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内容: 新しい技術のケーススタディ
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登壇者: 信州大学の教授陣と外国の専門家
2. ### Decolonising Science: Ethical Reflections on Sample Return Missions
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日時: 2025年9月17日 18:00 (日本時間)
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主催: 東京科学大学 地球生命研究所(ELSI)
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登壇者: 国内外の研究者による倫理的な考察
3. ### 包摂性・対話性を備えた科学キャリア
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日時: 2025年9月18日 16:00-16:30 (日本時間)
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主催: 沖縄科学技術大学院大学(OIST)
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登壇者: OISTの教授陣と博士課程学生
4. ### 食料・水・環境の持続可能な関係
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日時: 2025年9月18日 16:00-18:00 (日本時間)
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主催: 東京大学大学院新領域創成科学研究科
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内容: 持続可能性に向けた国際的な共同研究
5. ### バリュリズム: 次世代の設計思想
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日時: 2025年9月22日 16:00-18:00 (日本時間)
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主催: 同志社大学社会価値研究センター
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登壇者: 国内外の大学教授と企業リーダー
6. ### 患者参画の推進
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日時: 2025年9月23日 9:00-11:30 (日本時間)
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主催: 慶應義塾大学病院アレルギーセンター
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内容: 医療と科学における市民参加の重要性
参加方法
サミットは全てオンラインで配信され、誰でも参加できるため、ぜひこの機会に最新の科学的知見と議論に触れてみてください。事前登録は各プログラムのリンクから行えます。
この科学サミットは、未来のための新しい協力モデルを探求する場となることでしょう。日本の科学者が描くビジョンや成果が、世界の持続可能な発展に向けてどのように寄与するのか、さらなる展開が期待されます。