7月23日、茨城県つくばみらい市で「パルシステムつくばみらいセンター」の開所式が執り行われました。この新物流拠点は、パルシステムグループが展開する冷凍温度帯専用の施設としては2番目となり、福島、茨城、栃木、千葉県の東部エリアでのサービスを提供します。
新しいセンターは、急増する冷凍食品の需要に応えるべく設計されました。コロナ禍以降、消費者の生活スタイルに変化が見られ、冷凍食品のニーズが高まっています。この施設の設立には、特に災害時のリスク分散と、より効率的な商品配送を意識した背景があると言います。
つくばみらいセンターは、組合員からの注文を受けた冷凍商品を、個別に仕分ける役割を担います。今後は9月から段階的に稼働を開始し、11月には本格的な運用が始まる予定です。すでに稼働している南大沢センター(東京都八王子市)に続く重要な拠点として期待が寄せられています。
環境への配慮も重視されており、センター内は全館LED照明を利用し、太陽光発電設備も導入されています。また、敷地内の一部を歩道として一般開放することで、地域の人々にも利用されることを目指しています。内装には、東日本大震災で被害を受けた宮城県南三陸町の間伐材を使用し、地域貢献という視点も見逃せません。
開所式には多くの関係者や地元行政の担当者が出席しました。理事長の大信政一氏は、「事故がなくここまで完成できたことに感謝している。今後は地域の皆さんに喜んでもらえるような運営を心がけたい」とコメントしました。その後、鏡開きの儀式も行われ、出席者たちの祝福の声が広がりました。
新たに誕生したつくばみらいセンターは、冷凍物流のエコシステムを構築し、地域に貢献する新しい拠点となることでしょう。地元住民の生活に寄与しながら、サステナブルな物流のモデルケースとなることが期待されています。
今後、このセンターがどのように運営され、地域社会に貢献していくのか、その運用に注目が集まります。この新しい物流拠点は、仲間たちと共に成長し続け、より良いサービスを提供していくことでしょう。
会社概要
- - 所在地: 東京都新宿区大久保2-2-6
- - 理事長: 大信政一
- - 組合員総数: 173.5万人(2024年3月末現在)
- - 会員生協: パルシステム東京、パルシステム神奈川など多数
- - HP: パルシステム公式サイト