秋の登山シーズン前に知っておくべき膝痛対策法を解説
登山やハイキングシーズンが近づく中、体への負担を少なくし、健やかに楽しむための準備が求められています。特に下山時には、平地の約2倍もの力が膝にかかることがあるため、膝痛や腰痛を未然に防ぐことが重要です。そんな中、理学療法士が監修した「筋膜×ピラティス」セミナーが2025年8月20日に東京都渋谷区で行われ、注目を集めました。
このセミナーは、参加者に対して登山中の膝の痛みを予防するための知識と技術を提供することを目的としていました。博士課程で培った知識を持つ理学ボディ取締役の肩祥平氏が登壇し、最新のデータに基づいたリスク解説や、筋膜を使ったセルフケアの重要性について詳しく説明しました。
セミナーの主要内容
参加者はまず、下山時の身体への負荷について説明を受け、その後、筋膜に焦点を当てた実践的なセッションに移りました。セミナーでは、座った状態で行える「太もも前の筋膜ケア」を3種類紹介し、各参加者が自分に合ったマッサージポイントを見つけられるような内容となっていました。
参加した方々からは、「膝の痛みだけでなく、全身の連動性について理解できた」といった感想が寄せられ、身体のアウトラインや筋肉の動きがどのように関わっているのかを実感しました。また、足首の柔軟性の重要性に気づいた参加者も多く、普段のトレーニングで見逃しがちな視点を得ることができたようです。
膝痛対策の実践
理学療法士の肩祥平氏は、登山中に膝に負担がかかる状況を詳しく説明し、具体的な解決策としてピラティスを提案しました。筋肉が衝撃を吸収する役割を果たすため、正しい身体の使い方が怪我を防ぐための鍵だと述べました。特に下山時には膝への負担が大きいため、日々のトレーニングで筋肉の強化だけでなく、関節の可動域も意識することが必要です。
さらに、セミナー後には理学療法士監修のピラティススタジオ「ルルト」についても紹介がありました。ここでは、個々の身体の状態に応じてオーダーメイドのプログラムを提供しており、解剖学に基づいたアプローチが特徴です。健康的な体づくりをサポートする役割を果たしています。
理学ボディの取り組み
理学ボディは2018年に設立され、理学療法士のみが提供できる高品質な治療を短期間で求める方へ向けてサービスを展開しています。膝痛や腰痛に悩む人々にアプローチするため、筋膜整体やピラティスの技術を駆使して健康維持をサポートしています。さらに、彼らは理学療法士の処遇改善にも力を入れており、社会貢献の姿勢も魅力的です。
登山などのアウトドアアクティビティを楽しむ際には、適切な準備と知識が不可欠です。今回のセミナーを機に、膝痛はもちろん、全身の健康を見直し、楽しいアクティビティを安全に楽しむことができるようにしましょう。