三好桃加の個展「仁王像たちのオフの日、2025冬」開催のお知らせ
2025年12月5日(金)から26日(金)まで、東京のtHE GALLERY OMOTESANDOにて、彫刻家・三好桃加の個展「仁王像たちのオフの日、2025冬」が開催されます。これまでの作品同様、今回は仁王像たちがリラックスしている姿を描いた新作が展示される予定です。
展示内容について
三好の新作は、「仁王像たちのオフの日」にフォーカスし、仏像が日常の中でどのように過ごすかをテーマにしています。それは、忙しさを忘れ、ゆったりとした時間を楽しんでいる仁王像たちの微笑ましい姿です。彼女は、仏像が今まで私たちを支えてきた存在であることに感謝し、彼らにも安らぎの時を与えたいという思いが込められています。
STATEMENT
「近年、神様や仏様に対する信仰が薄れてきている」と感じている三好。しかし、そんな状況さえも逆に本展のテーマ「仁王像たちのオフの日」が生まれるきっかけとなりました。仏像たちがリラックスしている姿を見つめることで、観客はその存在を新たな視点で感じ取ることができるでしょう。彼女は、観客にとってそれは「人々が頼らずに生きることができる」穏やかなひと時となることを願っています。
三好桃加のプロフィール
香川県出身の三好桃加は、東京藝術大学を卒業後、多くの受賞歴を持つ注目の若手彫刻家です。彼女の作品は、伝統的な仏像の強さと、現代的な感覚を融合させたものと評価されています。個展は、これまでにも東京を中心に多数の開催実績を持っており、今回の個展もその期待に応える内容となるでしょう。
受賞歴・展示歴
- - 受賞歴: 香川県美術展覧会丸亀市教育委員会会長賞や美術学部杜の会杜賞など。
- - 展示歴: 2023年4月には「仁王像たちのオフの日」展を東京で開催。
キュレーターからのメッセージ
本展のキュレーターである米原康正氏は、三好の新作「仁王像たちのオフの日・2025冬」について「仏像に休息を与える発想から生まれた」と述べています。彼は、仏像の背後には個人の歴史や物語が存在しており、三好の作品を通じて観る人々に心の温もりや新たな気付きを提供できると期待しています。
この個展では、ユーモラスでありながらも深い物語性を持った仁王像たちが多数展示される予定です。観客は、これまで見たことのない視点から彼らと向き合うことで、内面的な強さややわらかさをじっくりと味わうことができるでしょう。
そっと訪れてみて
「仁王像たちのオフの日、2025冬」は、東京・表参道のtHE GALLERY OMOTESANDOにて開催されます。入場は無料で、自由に入場できますので、ぜひともこの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
開催概要
- - 会期: 2025年12月5日(金)~12月26日(金)
- - 休廊: 月曜・火曜日
- - 時間: 12:00~19:00(初日は17:00まで)
- - オープニングレセプション: 12月6日(土)18:00~20:00
来場者には、リラックスした仁王像たちと共に、穏やかな時間を過ごしていただけることでしょう。