日本対がん協会ががん検診研究助成事業の公募を開始
公益財団法人日本対がん協会は、2025年度がん検診研究助成事業の公募を開始しました。この取組は、がん検診の重要性を再認識し、質の向上を図ることを目的としています。
がん検診の重要性
がんは1981年以降、日本の死亡原因として最も多い疾患です。がん検診は早期発見と治療に欠かせないステップであり、それを支えるための研究助成が必要不可欠です。今回の助成事業では、基礎研究から臨床研究、さらには普及啓発に至るまで、幅広い分野での研究を支援します。
募集内容
公募の対象は以下の三つの研究分野です:
1.
基礎研究:がん検診技術の開発などに向けた基礎的な研究
2.
臨床研究:がん検診に関する研究で、医師主導の治験なども対象
3.
普及啓発:受診率向上や質の向上に寄与する手法の開発や社会調査
申請資格
国内の大学、研究機関、医療機関、または対がん協会の支部に属する研究者や医療従事者が対象です。なお、申請は各年度につき1人1件までとなっており、過去3年以内に喫煙関連団体から助成を受けた者は対象外です。
助成金額
助成の上限は1件あたり300万円で、総額は3000万円に設定されています。年度内に使い切れない場合、翌年度に繰り越し可能です。また、長期にわたる研究には年度ごとの申請が必要です。
申請方法と期限
募集期限は2025年の7月1日から9月30日までで、時間厳守での提出が求められます。日本対がん協会のウェブサイトから申請書をダウンロードし、必要事項を記入の上、必要な資料を添えて送付してください。
審査と採択
提出された申請は、日本対がん協会の審査委員会で選ばれ、選考結果は書面にて申請者に通知されます。選定された研究は協会のウェブサイトや広報誌に特集される予定です。
注意点
申請書は返却されないため、十分に注意して記入する必要があります。また、申請内容に変更が生じた場合は速やかに報告が求められます。
この助成事業は、がん検診に関する先進的な研究を支援することで、日本におけるがん対策の強化を目指しています。興味のある方は是非特設ページをご覧ください。詳細な情報や過去の採択結果も掲載されています。
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