能登真理亜の個展
2024-03-26 21:28:07
能登真理亜の個展『水平線をなぞると海』がHUG FORで開催
能登真理亜の個展『水平線をなぞると海』が鎌倉で開催
日本の若手アーティスト、能登真理亜による個展『水平線をなぞると海』が、神奈川県鎌倉市のアートギャラリーHUG FORにて、2024年4月25日から5月12日までの期間に開催されます。能登の作品は、さまざまなテーマを通じて現代社会における孤独や寂しさを描いており、観る人に深い思索を促します。
アーティストの背景と作品のテーマ
能登は近年、「誰もが誰とも分かち合えない寂しさを抱くひとりたち」というテーマに焦点を当て、彼女の作品を通じて現代人の内面に潜む虚無感や孤独を描いてきました。特に、都市風景や人工的な植物をモチーフにした作品を通じて、視覚的な柔らかさとともに、どこか切ない感情を呼び起こします。
本展では、都市から海へと作品の場面が移り、特に目を引くのが5連の大作≪波間≫です。こちらの作品では、遠くに広がる水平線が線で表現されており、鑑賞者はその海の景色をどのように感じ取ることができるのでしょうか。
鎌倉のアートスペースHUG FOR
HUG FORは、国内の若手アーティストの作品を積極的に紹介し、地域の文化芸術活動に貢献することを目指して2022年にオープンしました。このギャラリーは、作品を通じて鑑賞者が自己を見つめ直すことができる静謐な空間を提供しており、能登の作品とも深い相性がある場所です。
作品観賞の体験
能登の絵画は、意図的にピントをずらした表現により、ぼんやりとした視覚の効果を生み出します。これにより、鑑賞する人は絵の中のモチーフへと視線を移すと共に、現実世界から切り離されたかのような感覚を得ることができます。また、作品に登場する無表情の人物は、観る者自身を投影するかのようであり、鑑賞者が感じる孤独や虚しさの次元へと思いを馳せる手助けをしています。
本展は、観賞者が作品を通じて自身の内面にある安堵や安寧を見出し、静かに心を満たしていくプロセスに誘います。能登の作品は、単なる絵画にとどまらず、鑑賞者との深い対話を生むものです。
開催詳細
本展は、2024年4月25日から5月12日まで開催され、開廊は水曜日から日曜日の11:30から18:00まで。最終日には16:00からギャラリーパーティーも行われます。また、特別イベントとして、4月28日には対話型鑑賞会が予定されています。興味のある方はぜひ事前に予約をしておきましょう。詳細はHUG FORの公式HPやInstagramで確認可能です。
能登真理亜の新しい作品をぜひその目でお確かめください。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
会社情報
- 会社名
-
HUG FOR_.
- 住所
- 神奈川県鎌倉市由比ガ浜1-1-29今小路ビル2F
- 電話番号
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