IP Infusion、次世代「OcNOS® 7.0」を発表
通信事業者向けの革新的なネットワークオペレーティングシステム(OS)、IP Infusionの「OcNOS® 7.0」が近々リリースされる。この新しいOSは、すでに100社以上の通信事業者およびデータセンター事業者に採用され、AIクラスターを支えるためのロスレスネットワーキングや、複雑な運用管理を軽減するためのIP・光ネットワークの統合に注力している。
AIを支えるネットワーク革新
近年のAI技術の進化に伴い、大規模なAIインフラへの投資が必要となってきている。しかし、ネットワークがボトルネックとなり、高価なGPUの性能が最大限に引き出せないケースが見られる。「OcNOS 7.0」は、こうした課題を解決するために設計され、オープンなイーサネットアーキテクチャを採用することで、運用の柔軟性を高め、コスト効率を改善する。
このOSは、Dynamic ECNによりAI学習データの途切れない転送を実現し、AI学習時間の短縮と投資効果の向上を図っている。また、新たにサポートされた800Gプラットフォームにより、大規模なGPUファブリックの構築が可能になり、より高密度なネットワーク構成を実現している。
サービスプロバイダー向けの進化
「OcNOS 7.0」は、通信事業者が直面するレガシー機器の置き換えや、低遅延5Gサービスへの対応を支援する。メトロトランスポートやアクセスアグリゲーションを効率的に扱うため、網羅的なトラフィック集約機能を備えている。
さらに、Segment RoutingやFlexible Algorithmをサポートすることで、旧来のネットワークからの移行も容易にし、トラフィックの経路を柔軟に制御できるようにした。加えて、Router as a Serviceプラットフォームとして運用し、監視やセキュリティアプリケーションの実行を統合することも可能になっている。
IP・光統合の新たな経済性
「OcNOS 7.0」は、IPoDWDMの分野でも成果を上げており、ルーターから光レイヤーを直接制御する能力を強化している。これにより、従来の光伝送管理システムが不要となり、運用業務を大幅に効率化できる。
コストダウンを図るため、幅広いZR/zR+トランシーバーを認証・サポートしていることで、事業者はベンダーロックインを回避し、自由に最適な光モジュールを選ぶことができる。
まとめと今後の展開
IP Infusionのチーフプロダクト・マーケティング責任者であるMiguel Alonso氏は、「OcNOS 7.0」が幅広いビジネスニーズに応えていることを強調し、今後も高パフォーマンスと経済性を実現すると語っている。これにより、顧客が主導するネットワーク進化が実現することだろう。
この新たな技術の詳細やユースケースについては、公式リリースページや企業サイトで確認することができる。