法人向け生成AI「ChatSense」が新たな一歩を踏み出す
株式会社ナレッジセンスが提供する法人向け生成AI「ChatSense」に、新たな機能が追加されました。これにより、パワーポイント内の画像やグラフも学習対象に含まれることとなり、企業の業務効率化に大きく貢献することが期待されています。この機能は、特に財務関連の書類やプレゼン資料を扱う企業にとって有用です。
新機能の詳細
2024年12月10日、本機能は「追加学習」オプションに加入している全ユーザー向けに提供され始めました。これまでのChatSenseでは、パワーポイントのテキスト部分のみが学習対象でしたが、今回のアップデートにより、パワーポイント内の画像、グラフ、そしてフローチャートも含まれることになりました。この機能は業務におけるAIの活用の幅を大きく広げるものです。
具体的には、以下のような活用が可能になります。
1.
画像やチャートの自動認識:パワーポイントに含まれる棒グラフやフローチャートをAIが読み取り、自動的に情報を取得し回答に利用できます。
2.
スキャン画像の学習:OCR(光学文字認識)を介して、スキャンした資料やスライドも学習対象となり、表現された情報に基づいてAIが回答を生成することができます。
このような進化により、企業はより効果的に生成AIを活用し、迅速かつ正確な情報展開を行うことが可能となります。
実際の業務での導入事例
新機能の導入によって、すでに多くの企業が生成AIの運用を開始しています。特に、財務やマーケティング部門では、大量のデータや情報を迅速に分析し、効果的にプレゼンテーションに活かすことが可能になります。また、社内の意思決定を加速させるためにも、この機能は絶大な助けとなるでしょう。
ユーザー側の負担を軽減
この新機能の利点は、ユーザーが特別な設定や作業を行わなくても、自動的にパワーポイントファイルが処理されることです。アップロードされた際に画像やその他のデータが自動的に構造化され、AIがそれを学習していきます。この手軽さは、多忙なビジネスパーソンにとって大きな魅力です。
RAG機能について
「RAG」とは「Retrieval-Augmented Generation」の略で、追加学習機能を通じて企業自身のデータを活用することができます。この機能を利用することで、自社の独自情報を基にAIが回答を行うため、他社の生成AIにはない、独自性のある回答を得ることが可能です。これは、各企業のニーズに合わせた質の高い情報提供を実現します。
まとめ
ナレッジセンスが提供する「ChatSense」は、法人向けの生成AIサービスとして、多くの企業に導入されている実績があります。追加された新機能により、パワーポイント内のグラフや画像の学習が可能になり、業務効率化への期待が高まっています。今後は、より多くの企業が生成AIを活用し、デジタルトランスフォーメーションを進めることが期待されています。
詳細については、公式ウェブサイトをご確認ください:https://chatsense.jp/function/rag-chatbot-service?utm_source=154