岐阜県東白川村と大垣共立銀行がカーボンニュートラルの新たな取り組み
2025年3月26日、岐阜県加茂郡東白川村で、大垣共立銀行と株式会社バイウィルはカーボンニュートラルに関する連携協定を締結しました。これにより、3者は環境価値の創出や新しいビジネスモデルの開発に共に取り組むことになります。
協定の締結
締結式は東白川村役場で行われ、村長の今井俊郎氏、大垣共立銀行の常務執行役員後藤勝利氏、バイウィルの執行役員サステナビリティ事業本部長齋藤雅英氏が出席しました。これにより、地域の脱炭素化活動がさらに進化することが期待されています。
協定内容
この連携協定は、地域のカーボンニュートラルやサーキュラーエコノミー実現に向けて、以下の内容に基づいて協力を進めるものです。
1. 環境価値に関する情報やサービスの提供
2. 環境価値を利用した新しいビジネスモデルの創出
3. その他、協定の目的に資する事項
取り組みの背景
東白川村は、環境保全に力を入れる自治体であり、適切な森林管理やリサイクルの推進を重視しています。村の約90%が森林であることを活かし、持続可能な社会の構築を目指しています。また、家庭用太陽光発電設備の導入支援を行い、再生可能エネルギーの活用を奨励しています。
一方、大垣共立銀行とバイウィルは2023年9月に顧客紹介契約を締結し、地域の脱炭素推進を目指して連携を深めてきました。今回の協定は、この流れを強化するものです。
J-クレジットの活用
協定に基づき、J-クレジットの創出を進めていきます。J-クレジットは、事業者の脱炭素活動により得られる温室効果ガスの削減量を国が認証したもので、発行したクレジットは他企業に売却可能です。この仕組みを活用することで、カーボンオフセットや地域の脱炭素化が促進されることが期待されています。
今後の計画
3者は連携して、J-クレジットの創出と流通を進める計画です。初めはLED設備の導入に焦点を当て、その後、他の方法論へも拡大していく予定です。バイウィルは、プロジェクトの登録からモニタリング、クレジットの販売までをサポートし、大垣共立銀行と共に地域の脱炭素化を進めます。
まとめ
今回の連携協定は、地域社会におけるカーボンニュートラルの達成に向けた重要な一歩です。さらなる環境保護と地域活性化が期待される中、3者の協力によって新たなビジネスモデルが生まれることを願っています。私たち一人一人が持続可能な社会に向かって動き出す時期に来ているのかもしれません。
東白川村の概要
- - 村長: 今井俊郎
- - 所在地: 岐阜県加茂郡東白川村神土548
- - 公式HP: 東白川村公式サイト
大垣共立銀行の概要
バイウィルの概要
- - 代表者: 下村雄一郎
- - 所在地: 東京都中央区日本橋2-3-21
- - 公式HP: バイウィル公式サイト