対馬市の新たな挑戦:公用車EVカーシェアリング事業の開始
長崎県の離島、対馬市では、持続可能な交通手段の確立に向けた新たな取り組みが始まりました。株式会社アース・カーが運営するカーシェアリングサービス『EARTHCAR』が、対馬市で公用車EVカーシェアリングを支援し、地域の交通問題解決に向けた一歩を踏み出しました。このサービスは対馬市役所の駐車場に電気自動車を導入し、市役所の職員が平日昼間に利用することに加え、夜間や週末は一般ユーザーが利用できるシステムです。
EVカーシェアの背景
対馬市は、2023年6月からゼロカーボンシティの実現に向けた具体的な施策を打ち出し、 environmentally friendly 新しい交通手段としてのカーシェアリングを模索してきました。このプロジェクトの実現には、地元の株式会社小宮自動車との協力が不可欠でした。アース・カーは同社とともに無人貸出システム『EARTHCAR』を提供し、運営を支援することで、地域の交通インフラの強化に貢献しています。
システムの利便性
今回導入された『EARTHCAR』のプラットフォームは、スマートフォンアプリを通じて車両の解錠および施錠が可能な通信デバイス、それに加えWeb予約システムや24時間フルサポートのコールセンターなど、必要なすべてのサービスを一つにまとめて提供しています。このシステムは低コストで迅速に導入でき、特に電気自動車のカーシェアリングに最適化されています。これにより、対馬市では環境負荷の軽減に寄与しつつ、効率的な運用とコスト削減につなげることが期待されているのです。
公用車の新たな活用
対馬市のEVカーシェアリングは、単に環境に配慮した交通手段を提供するだけでなく、新たな公用車の運用スタイルも模索しています。土日や祝日には一般の利用者と車両をシェアすることで、公共交通機関としての役割も果たす狙いがあります。また、24時間運営できるため、観光客にも便利なサービスを提供できる点が大きな魅力です。
さらに、対馬市役所にはEV充電器も設置されており、災害時にはカーシェアリング車両を非常用電源として活用できる可能性もあります。この取り組みは、地域住民の行政サービスや観光客の交通手段を大いに充実させることが期待されています。
離島での挑戦
カーシェアリングサービスは、この対馬市以外にも五島、種子島、石垣島でも展開されており、特に離島における無人営業のニーズが高まっています。地理的な特性からスタッフの確保が難しい地域にこそ、無人で運営可能なカーシェアリングが地域事業者から注目を集めています。今後もアース・カーは、全国各地の自治体と連携しながら、持続可能なまちづくりを支援し続ける意向です。
最後に
対馬市の公用車EVカーシェアリング事業は、単なる交通手段の提供にとどまらず、環境負荷の低減や地域経済の振興に寄与する新しいモデルとして注目されます。アース・カーは、今後もこのようなプロジェクトを通じて、地域交通の発展と持続可能な社会の実現に向けて邁進していきます。
車両の詳細
- - ステーション名: 対馬市公用車EVカーシェアリング事業ステーション
- - 所在地: 長崎県対馬市厳原町国分1441(対馬市役所駐車場内)
- - 車種: ニッサン リーフ、サクラ(電気自動車)
- - 利用料金:
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夜間・早朝、土日祝日
0:00〜03:45 ¥1,800
04:00〜07:45 ¥2,000
08:00〜11:45 ¥2,100
12:00〜15:45 ¥2,100
16:00〜19:45 ¥2,000
20:00〜23:45 ¥1,700
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距離料金: 無料
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入会金・月会費: 無料
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リーフ
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サクラ
- - お問い合わせ先: EARTHCARお客様お問い合わせ窓口
- フリーダイヤル0800-555-1960(24時間受付)