坂本龍馬も愛した料亭「鳥彌三」が新たに生まれ変わる!
京都・木屋町に位置する「鳥彌三」は、創業から234年を迎える水炊き料亭です。坂本龍馬が愛した名店としても知られ、長い歴史を誇るこの伝統的な料亭が、2026年初頭にリブランディングオープンを予定しています。
歴史を守り、未来を見つめる
創業1788年、江戸時代から受け継がれる秘伝の水炊きは、鶏ガラを強火で炊き込むことで生まれる濃厚な白濁スープが特徴です。このスープを作るのは選ばれた職人のみ、まさしく「秘伝の味」として今日まで大切に守られてきました。新たなオーナーである株式会社タイソンズアンドカンパニーは、伝統を守りつつ、現代の感性を取り入れた店作りを目指しています。
新しい食の提案
リブランディング後の「鳥彌三」では、水炊きの美味しさをそのままに、そのスープを利用した新たなメニューの提供も計画しています。朝から昼にかけてはカジュアルな鶏出汁を使った料理、夜には個室でゆったり水炊きコースを楽しむことができます。これにより、来店する人々に五感に響く新たな体験を提供することを目指しています。
エレガントなデザインとおもてなし
リブランディングプロジェクトでは、トップクリエイターたちとタッグを組みます。インテリアデザインを担当するのは、BAZIKの滝澤雄樹氏。空間全体を見つめ直し、これまで未活用だったスペースを利用して新しいデザインを具現化すると言います。また、設計監修は株式会社ki-yaの清水宏治氏が手掛け、古き良き建物を尊重しながら現代的かつ機能的な空間を創り出します。グラフィックデザインはMORI DESIGN INC.の森治樹氏が担当し、記憶に残るデザインを生み出すことで、店舗の魅力を引き立てます。
将来への展望
株式会社タイソンズアンドカンパニーの代表取締役社長、寺田心平氏は「長きにわたり守られてきた伝統を未来へつなぐことが私たちの使命です」と語ります。伝統を尊重しつつも、今の時代に合わせた楽しみ方を加えた進化を目指しています。また、鳥彌三の八代目、浅見泰正氏も「伝統の味と精神を守りながら、未来に向けた新たな挑戦を期待しています」と述べています。
店舗情報
「鳥彌三」は京都市下京区に位置し、2026年初頭にリブランディングオープンが予定されています。新たな店舗を楽しみにしているファンも多く、これまでの歴史を感じつつ新しい魅力に出会えることを期待しています。
再オープンに向け、鳥彌三の伝統と革新の融合を期待しながら、これからもその歴史を見守り続けたいと思います。